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④脳の誤作動を正常に戻す技・対処法~治るための道筋2~【パニック・不安症】

パニック・不安症は脳の誤作動ー
私はそう認識していますが、一体どういうことなのか。

自動的に起こってしまう不安症状

不安という感情自体は誰もがもつ、普通のものです。
では不安症の人とは
ちょっとのことですぐ不安になる人とか?
心配性な人とか?
と言われるとそうではありません。

何も不安なんかないはずの場面で、
自分も不安だとは意識していない状況で、
脳が勝手に「危険だ!」と信号を出してしまい
自動的に不安の感情を作り上げられ
それによって頭がパニックになり
神経伝達物質を使って身体的な症状を起こさせるのです。
明らかな脳の誤作動です。

前回の記事を読んでくださった方は
ぴんときたかもしれません。
脳の無意識が、自分の意志とは関係なしに、
ネガティブネットワークを元に指令を出しているのです。
完全にプログラム化されてしまったそれが、
不安を呼び起こしているのです。

パニック・不安症状に繋がる
考え(言葉)、印象(映像)が
脳の中で勝手に作られないようにする根本は
ポジティブ回路を作ることです。

しかしそれ以外にもう一つ、アプローチの方法があります。
伝達物質の間違えた指令を正して、
脳を正常に戻すことです。

誤作動を起こしている時にやる事になるので
「②発作が起きた時の対処法」で書いたような
即効性のある技になります。
ただ、クラウス・ベルンハルトの本に書かれていた内容なのですが
正直、私には難しかった…。

発作の前にかならず作用しているもの

私のパニック時の身体症状としては
胃が石のように固くなったり、ドクンドクンと脈打ったり、
喉が詰まる感じ、
意識が自分(内)に集中して
とても話せない、顔を上げれない、立ち上がれない…
という症状が多い気がします。

こういった身体症状が出始めると
「あ、これはマズい…」と気づくのですが
実はそれよりまず先に、
その症状を起こさせている作用があるのです。

発作の時、確かに私の胃は固くなっていると思います。
でもそれは決して胃の病気ではありません。
脳にまず、不快な・不安な映像や言葉が浮かび、
それが伝達物質をもって
胃の動きを鈍くする(固くなる)のです。

なのでまず止めるべきは、
不安を起こす映像や言葉なのです。

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