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わたしの「好き」が埋もれないように

先日、趣味用のTwitterアカウントを消した。
わたしは某声優さんが好きで、そのアカウントでは日常の(声優さんとは関係ない)つぶやきもするが、フォローもフォロワーも同じファンの人たちだった。
もともとリアルの知り合いで同じ趣味の人がおらず、楽曲やライブの感想を共有したい・その人の話がしたいという気持ちで、2年前に始めたのだ。

楽しかった。
ライブで連番こそしたことないが、開演前に挨拶をしたり、ご飯を一緒に食べたり。
人見知りで、ライブに行っても常に一人で黙っている状態なので、誰かと仲良くなれたのはTwitterのおかげだ。

ただ、一つ問題があった。

それは、自分より想いの強い人を見てしまうと、自分の「好き」が小さく思えてしまうこと。

意識的に比べているわけではないけれど、そう感じてしまう。

わたしは「無理のない範囲で応援しよう」というスタンスだが、時折、熱量が足りないのでは?と思ってしまう。

ライブやイベントに行く回数、CDやグッズの購入数、曲やインタビュー記事への考察。
熱量のすごい人の活動を見るたび、それに圧倒され自分の温度が下がる。そんな感覚だった。

一人で楽しんでいた頃には、そんなこと感じたことはなかったのに。

次第にTwitterを見るのが辛くなった。

好きなのに、この程度で好きだと言っていいんだろうか。
ほんとうに好きなんだろうか。

このままでは本当に自分の気持ちが、「好き」が埋もれてしまいそうな気がして、Twitterのアカウントを削除した。

まだ少しの期間しか経っていないけれど、気持ちは落ち着いてきた気がする。
ちゃんと好きだ。
これからもずっと応援していきたい。

もし同じような気持ちになっている人がいたら、ネットやSNSから少し離れて、趣味を楽しんでほしい。
誰にも邪魔されない自分の世界にひたってほしい。

あなたの大切な「好き」を忘れないで。

#エッセイ #趣味 #SNS

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