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【学生インターンレポ】あそび場の強みを実感する

こんにちは、学生インターンのすずです。
昼と夜の寒暖差が厳しい季節になりましたね。
今回も活動の様子をレポートして、考えたことや感じたことをみなさんに共有したいと思います。

今回は
・10月21日(土) 「じょうづる秋まつり」@じょうづるはうす(常陸太田市)
・10月29日(日) 「イバフォルニアマーケット 2023 Autumn」@阿字ヶ浦海水浴場(ひたちなか市)
・まちのこベースひたちなか(ひたちなか市)

の様子についてお伝えします。


秋晴れの空に笑い声が響くあそび場
「じょうづる秋まつり」

(気持ちのいい青空でした!)

この日はじょうづるはうす(NPO法人結)さん主催の秋まつりに参加させていただきました。今回は、今年度全3回出動のうちの2回目となります。
前回の様子は月刊まちのこにありますので、ぜひご覧ください。

じょうづるはうすさんのある常陸太田市は、子育てがしやすいまちを目指していて行政も力を入れています。
身近にアクセスできる居場所が限られる中で、地域の方に頼りにされている子育て支援施設として、子育ての情報交換や交流の場になっています。


第2回目の今回は企画として、まちのこ団が用意した「まちのこモルック」、「射的」、「ラダーボール」、「あそびサーキット」の4つを巡る「あそびスタンプラリー」を開催しました。

景品としてじょうづるはうすさんにお菓子を準備していただき、このスタンプラリーは用意していた100枚の台紙を午前中にすべて配り終えてしまうほど、大盛況の一日でした。

(たくさんのボランティアさんがあそび場を盛り上げてくれました。)
(あそびサーキットの様子)

さらに積み木や楽器などのある床あそびエリアを作り、たくさんの子どもたちにあそんでもらいました。

ハロウィンが近かったこともあり、この日は多くの子どもたちが様々な仮装をしていました。

(マリオの仮装でチャレンジ!)
(射的の様子。みんな真剣でした…)
(終わり際の綱引き。とても白熱しました。)

子どもにとっても、保護者の方にとっても気合の入るハロウィン。
ハイクオリティな衣装を手作りされていた方も多く、とても驚きました。
親子で一緒になって楽しんでいる様子を見ることは、私にとってあそび場を作っていて嬉しいと感じる瞬間の1つです。

(本当にたくさんの方にあそびに来ていただきました!)


デメリットもあそびに変える
「イバフォルニアマーケット 2023 Autumn」

続いて、「イバフォルニアマーケット」に参加した際の様子についてお伝えします。
前回参加した際のレポートはこちら

この日はお昼ごろから雨の予報があったため、みちあそびがメインのあそび場となりました。

(この日あそび場の様子はこちら)

子どもたちがまちのこ団のあそび場で長時間あそんでくれる理由の1つに、積み木や線路、楽器など、多様なあそび方ができる床あそびエリアがあることが挙げられると感じています。
しかし床あそびエリアのあそびは水に弱いという弱点があり、この日は活躍できず。
普段と比べてあそび場の規模を縮小しての開催だったため、子どもたちが十分に楽しむことができるか不安でした。

そんなところに、だんちょうの「石を集めてきて!」の一言で、ストーンアートを行うことに。

(芸術的な作品がたくさん生まれました)
(あそび場にきていた女の子が描いてくれた作品。とても嬉しかったです…!)

海岸にある大きな石は、あそび場にとっては怪我の危険のある厄介者ですが、それさえもあそびに変えてしまうアイデアがすごいなと感じました。

ストーンアートは一日を通して大盛況で、おかげでいつものあそび場と遜色なく、むしろ海岸で開催されたイベントであることを活かした特別なあそび場になったと思います。
だんちょうがよく、「移動式あそび場は臨機応変さが強み」であるとか、「『人』がいることが良さ」だと言っていますが、まさにそれを強く実感した一日でした。

(仲良くドラムを叩く2人)
(終わり掛けに浜辺から見る夕空はとても綺麗でした)


自由で開かれた居場所
「まちのこベースひたちなか」

(縁側に並ぶ靴が多いほど嬉しいですね)

今回はもう一つ、私が定期的に参加している「まちのこベースひたちなか」での活動の様子をお伝えします。

「まちのこベースひたちなか」について、過去の記事はこちら

「まちのこベースひたちなか」はどこか懐かしい平屋の建物と、地域のコミュニティ施設を使った拠点式の居場所で、事前に登録してくれた小学生の放課後の居場所として開かれています。

ここでの私の活動は、めいっぱい子どもたちと楽しくあそぶこと、です。
子どもたちのエネルギーを感じながら、自分も童心に返ったようにあそぶことができる貴重な時間です。

(ボードゲームであそぶ様子)

ひたちなかのベースに来ている子どもたちはとにかく鬼ごっこが大好きで、帰る頃にはいつも私だけ疲れているような様子が日常茶飯事です。

ひたちなかのベースの子どもたちは、周りが騒がしい中でも集中して勉強ができる子もいれば、リーダーシップのある子、楽しいことが大好きな子など、性格はさまざまですが、みんな初対面の人ともすぐに仲良くできる優しさにあふれた子ばかりです。

私は人と仲良くなるまでに時間がかかる性格なので、子どもたちのウェルカムな姿勢に何度も助けられました。

ここでは、子どもたちがたくさんのことにチャレンジしています。
ひたちなかのベースには駄菓子を売っているスペースがあるのですが、それをベースを利用する人以外にも買ってもらおうと道で呼びかけたり

(懐かしの駄菓子がずらり)

花壇できゅうりや枝豆などを育ててみたり

(すでに収穫できたものもあります!)

自分で作った小物を販売してみたり

(即席のハンドメイド屋さん)

家にも学校にも、見えないルールがあるように思います。
もちろんどんなルールにも理由はあるのでしょうが。
危ないからダメ、めんどうだからダメなど、つい大人の目線だと否定しがちなことでも、子どもたちにとってはやってみたいこと。
まちのこベースはそんな子どもたちの好奇心が満たせる場所であったらいいなと思います。
家でも学校でもない、もう1つの居場所になりうるからこそ、どう思われるかを気にせず、自由に楽しめる環境になるようなお手伝いがしたいです。


活動を通して学んだこと

だんちょうの言う、「『人』がいることがあそび場の強み」ということが最近ようやく実感できていると感じます。
移動式あそび場は、天気や場所、タイミング、あそびに来てくれる人によってそれぞれ形を変えるものだと思います。
それがいいように作用する場面もたくさん見てきましたが、同時に上手くいかないことも。
いつも子どもたちに楽しんでもらえるあそび場であるには、結局のところ「人」が大切なのだと少しずつわかってきました。
あそび場に行って普段は関わらない年代の人がいたり、違う学校の人がいたりするだけでそれがいい体験になるのだなと思います。
私もあそび場に関わる「人」として、あそび場が楽しいものだったという思い出作りができるよう、これからも楽しくあそんでいきたいと思います。

(写真=まちのこ団/文=すず)

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