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『大怪獣のあとしまつ』鑑賞記念|三木聡監督作品に出てくるごはん

2月に公開された『大怪獣のあとしまつ』はいろんな意見が出ている作品ですね。「怪獣を倒した後の片付けを誰がするのか」という設定に興味を持ったので、公開してわりと早い段階で観に行きました!
残念ながら、個人的には大好物な作品にはならなかったですが、いいところもあった映画なので、ぜひ感想は自分で鑑賞してから発信してほしいなぁと思います。
(いろいろ言いたくなる気持ちも、もちろん分かる)

(C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会

noteでは映画に登場するごはんついての記事を書いているのですが、わたしとしたことが、本作で食事シーンが出てきたか全く覚えておらず……😥
山田くん演じる帯刀アラタと、太鳳ちゃん雨音ユキノがアメリカンな喫茶店に行くシーンがあったのですが、食事はしなかったはず。たぶん。

▼ごはん映画記事をまとめているマガジンはこちら。

ただ本作を手がける三木 聡監督作品といえば、印象に残る食事シーンがよく出てきます。とくに『転々』はとても好きな一本です。

個人的に三木監督の良さは、「日常風景の中で描かれるオフビートな笑い」だと思っています。そういう意味では、『大怪獣のあとしまつ』はあまりにも非日常すぎるので、その中であの独特な笑いがあるのがハマらなかったのかなぁ。偉そうにすみません。

オダギリジョーはやっぱりいい

▼▼三木聡監督作品に出てくるごはん▼▼

『転々』のオーギョーチー(愛玉子)とカレーライス

『転々』はちょっと不思議な東京散歩映画。実在するお店がたくさん出てきますが、印象的なのは谷中で食べるオーギョーチー(愛玉子)です。

(c)2007「転々」フィルムパートナーズ

オーギョーチー(愛玉子)は台湾のスイーツで、レモンゼリーのような感じ。楊貴妃も好んで食べたと言われるスイーツで、なんだか美容にも良さそうです。たくさん歩いた散歩の途中で食べたら、爽やかで美味しいだろなぁ。

もう一品、印象的なごはんは、カレーライス。ちょっぴり切ない食卓シーンで、カレーが優しく輝きます。ほかにも吉祥寺の焼き鳥門前仲町の「谷やんラーメン」も登場。あと気になったのは、お茶漬けトンカツ。普通に美味しいと思う。
本作をまだ観たことがない、ごはん映画好きは、ぜひご覧ください〜!

『インスタント沼』のしおしおミロ

『インスタント沼』に出てくるしおしおミロは、スプーン10杯のミロと約12ccの牛乳をかき混ぜるという、試さなくともゲロ甘いことが分かる飲み物(飲み物というか、水分少なすぎてもはやミロのソース)
「しおしお」はどういう意味か分からないけど、ネーミングは可愛い。

『亀は意外と速く泳ぐ』のそこそこラーメン

平凡な主婦が「スパイ募集」の貼り紙を見て応募するが、ミッションは“目立たないように静かに平凡に過ごすこと”だったというお話。
本作で上野樹里ちゃんと蒼井優ちゃんが、そこそこの味のラーメンを食べるシーンがあります。

『イン・ザ・プール』のアボカド納豆丼

奥田英朗さんの小説の映画化。伊良部総合病院の地下にある神経科を訪れる人々と、彼らを診る医師を描いた作品。
本作でオダギリジョーが作るアボカド納豆丼。材料や作り方を映画の中で解説してくれます。

①ごはんの上にアボカドと納豆を乗せる。
②ナンプラーをかける。
③パクチーを乗せる。
④よく混ぜて食べる。

簡単ですぐ真似できそう!


そのほかの三木監督作品は、観たけど忘れていたり、まだ観てなかったりなので、ごはんが登場してたら、またメモしようと思います!

▼今度観ようと思っている作品たち
『俺俺』
『図鑑に載ってない虫』
『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』


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