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「遠くで汽笛」

だっせぇよな アリス

何ぃもぉ いいことがぁ~
なかぁったぁ
この街ぃ~でぇ~

谷村新司 アリス
いやぁ~
こんな こっぱずかしい歌
よううたえる

…… ……

でも
しみるよなあ

何もいいことなんて
ないもんだ なかったよな

いや
いいことは いいことも
あった あったんだろう

それをかみしめなきゃ いけない

そうなんだ それ
それなんだよ

いいことがなかったぁ~

そう口に出しちゃいたくなる
わかる わかるよ
しみるフレーズだ

ぼくは
カラオケで歌ったことはない
「遠くで汽笛を聞きながら」

他人がうたっているのは聞いたろう
アリスほか 邦楽なんて
ダサい ダサさの極致

だから洋楽ばっかり聞いていた 若い時
もちろん うたいもしなかった アリス他

ドアーズの
Light My Fire
(邦題・ハートに火をつけて)
を絶叫して
店の中を転げまわった
それが ぼくの十八番
しばらくやっていない
 2年ほど前にやったかw

いや
とにかく 「日本の歌」は
言葉がすぐ わかっちゃう
意味がわかっちゃう
気持ちが伝わっちゃう
しみちゃうんだ
共感する…
それだからこそ
恥ずかしくなる…

だから 背を向ける 向けてきた
日本の歌に

…… ……

今 詩を読み 書いている
日本語で読み 書いている

ぼくの詩は
しみているかな
そう思いながら――

…… ……

谷村新司さん 一度だけ
会った インタビューした

エラぶらない きちんとした人
R.I.P.

大物はみなそうだ
成功した人はみな
そうなのだ
エラぶらず 実直におのれを語る
学ぶところが多い

学ばねば 学ばねば
そう思いながら
何一つ学ばなかった 自分

何もいいことが
なかったワケでもない
ぼくの 人生

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