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【6周年】5,6年目の振り返りと、最近感じる変化のこと【morning after cutting my hair】

こんにちは。社会課題解決に特化したPR支援や事業企画、人材育成等をおこなう株式会社morning after cutting my hairです。
2024年2月14日に、私たちは創業から6周年を迎えます。
コロナ禍も経て世界の動きが目まぐるしく変化する間も、私たちらしいあり方や信念を大切にしながら事業を継続することができたのは、これまで携わってくださった全ての皆さんのおかげです。お仕事をご一緒していただいた方、メンバーとして一緒に活動をしてくれた皆さん、いつも見守ってくださっている皆さんも、本当にありがとうございます!

このnoteでは、昨年を振り返りながら、最近の依頼傾向や印象的だったお仕事をいくつかご紹介させていただきます。
「morningってこんなことをやっている会社なんだ」はもちろん、ご一緒してくださった素敵な皆さんのこともぜひ知っていただけたらと思います。


/// 2023年のmorning

1.関係性が継続するお仕事が増え、中長期的に携わることが増えた。

昨年は特に、中長期的にご一緒するプロジェクトと、リピートでご依頼をいただくお仕事が多い一年となりました。
「PR」や「ブランディング」というと「発信の部分」をイメージされる方が多いかもしれませんが、より上流のプロジェクト運用や企画設計からご一緒させていただくことで、より本質的な課題解決へ向けた動きを選択することができるようになります。

コクヨ株式会社の皆さんとご一緒した「HOWS DESIGN」のプロジェクトは、一年以上の時間をかけて推進したプロジェクトです。プロジェクトチームとしての思想の根幹の整理や定例mtgでの伴走支援、大阪にオープンしたダイバーシティオフィス「HOWS PARK」の設計やオープンに向けたヒアリングやサポート、組織全体の巻き込みや共創の方法についてのアイディアなど、フェーズに合わせた形で、プロジェクトの誕生を見届けさせていただきました。

他にも、リピートでご依頼をいただく方も増え、「前回はインナーブランディングの一部をお願いしたけれど、今回は思想をまとめたブランドブックを内外に向けて作りたい」「前回一緒に考えた自社のブランドやサービスを発展させ、外にPRしていきたい」など、継続的にご一緒するからこそ、共通言語のもとで思想を物語るPRが可能になるプロジェクトを体感した一年だったと思います。

コクヨのダイバーシティ&インクルージョン&イノベーションを推進する「HOWS DESIGN」。コピーライティングからWEB制作ディレクションまで、ここまでご一緒してきた中で見えてきたコクヨの皆さんが大切にされたい想いを可視化するお仕事でした。

2.PRやブランドコンサルティングに加え、「インクルーシブデザイン」「終わりのデザイン」のお仕事も。

昨年もう一つ印象的だったのは、上記コクヨさんのお仕事のような「インクルーシブデザイン」のプロジェクト依頼が出てきたということでした。morningは、インクルーシブファッションブランド「SOLIT!」を持つSOLIT株式会社のPRも継続的に担っていますが、そうしたこともあって、アドバイスが欲しいというお話や、インクルーシブデザインによる開発の伴走支援をしてほしいというお声がけがありました。

コロナ禍前には言葉としてもそこまで広まっている印象のなかった「インクルーシブデザイン」ですが、少しずつ認知され、注目を集め、社会からも必要とされ始めているのかなと感じています。ただ、本質的な視点を踏まえた上で考えると「インクルーシブデザイン」はひとつの手法にすぎず、その根幹には「自分たちはどんな社会や未来を目指したいのか」「そのために今何をするのか」といった視点や、自分たちが持つストーリーの整理、今見ている世界への自認や自覚が必要になるのだろうとも思います。

ブランディングやPRと切っても切り離せない(と私たちは考えている)こうした視点は、インクルーシブデザインへの取り組みにも重要なものになっていくのかもしれないなとこの一年で感じました。

さらに、昨年は「団体の終わりのデザイン」のご依頼もありました。
morningの前身である一般社団法人防災ガールの「有機的解散」のような、活動として個人として「次へのステップに進むための終わり」をどのようにデザインするといいのかというご相談から始まり、団体の活動を取りまとめ、次へと繋げていくための冊子の制作までをご一緒させていただきました。

外国ルーツの若者支援に約10年間従事されてきた一般社団法人kuriya。団体としても代表個人としても次のステップへ進むための区切りのデザインをご依頼いただき、ご一緒しました。「今」を伝える冊子では、kuriyaさんが支援されてきた若者たちや関係者の声を聞くインタビューや、若者たちを取り巻く「今」の情報を掲載。その他、関係者の方たちへのお礼の伝え方などもご相談に乗りながら、伴走支援を行いました。

社会課題解決という領域において、そうした前向きな終焉のあり方というものも、真摯に考えていくべきテーマなのかもしれません。


3.コロナ禍を経て組織体制が一周。連携クリエイターとの関係性も強固に。

morningでは、組織への関わり方をメンバー自身が自由に決められる体制をとっています。
「フルコミットの正社員」から「50%コミットの正社員」、「中長期的な業務委託」や「有償インターン」など、多様なメンバーにこれまで携わってきてもらいました。
特にコロナ禍においては、働き方の変化を求める方が増えたこともあってか、多数の希望をいただき、大きな組織ではないながらも、一緒に働くメンバーを増やしていた時期もあります。

一時期は同時に8名がレギュラーメンバーとして携わっていましたが、メンバーそれぞれのライフステージの変化や社会状況の変化などを経て、昨年2023年にはレギュラーメンバーは創業期とほぼ同じ4名の状況に。同時に、独立し外部連携クリエイターとして引き続き関わってくれるメンバーが増えたり、プロジェクト単位で声をかけ参加してもらえる関係性になったりと、それぞれにとって心地良い形に変化をしながら、柔軟に関係性が継続していることを感じられる一年でした。

私たちのお仕事は、関わっていただくクリエイターの方たちも全て「何らかの社会課題解決に関心や経験を持っている」方とご一緒させていただくようにしています。ある種では選択肢を狭めてしまうような条件かもしれませんが、ここ数年でどんどんご一緒できるクリエイターさんが増えてきていると感じます。
昨年何かの形でご一緒してくださったクリエイターの皆さん、改めてありがとうございました。

環境配慮を重視した印刷会社・伸和印刷株式会社の「印刷物のサスティナビリティ」toB推進のためのPR企画戦略を担いました。デザインには外部連携のクリエイターさんたちに入っていただいています。

コクヨの循環型社会推進のための「SUTENAI CIRCLE」の取り組みの一環、つなげるーぱ!の活動について発信する記事の取材・撮影を、多様な外部連携クリエイターと共に継続しています。

/// 最後に

ここでご紹介していないお仕事も、どれもそれぞれが挑む社会課題への想いを持った、あたたかで懸命なものばかりだったと振り返って思います。

創業した2018年から今日までの間に、社会はさまざまな変化を見せました。
その間に、悲しいことも、やるせないことも、たくさん起こっています。
一方で私たちは、新たな取り組みとして社会課題解決に向かおうと決断された企業や、変わっていこう・変えていこうと試行錯誤を進めている皆さんの姿も、間近に見て聞いて、知っています。

今後も、morning after cutting my hairは、大切にしたい信念は守りつつ、対話を諦めず、人生のフェーズや社会の変化に柔軟に向き合いながら進んでいくことができればと思います。

2023年までにご一緒していただいたたくさんの皆様、改めてありがとうございました。
2024年も引き続き、新たな出会いや挑戦も含め、私たちと一緒に在りたいと思っていただけますように。


/// 社会課題解決支援のPRや企画、人材育成などのご相談はお気軽にどうぞ。



morningでは、月1でテーマを決めて社会課題について学びを深める社内勉強会を数年前から開催しています。
複雑で多様で変化し続ける社会課題と向き合っているからこそ、それぞれが関心のあるテーマや時事的なトピックを設定し、「まずは知ろうとすること」を続け、基本姿勢として持っておくことを大切にしているからです。

毎回メンバーで対話をし、「難しいね……」と元気がなくなることも多いのですが(笑)、7年目に突入する今年も、自分たちらしく、楽しみながら学び、悩み続けていきたいと思います。
(一緒に悩んで!というご依頼も、随時お待ちしております!)

この記事が参加している募集

振り返りnote

Consulting for Social challenges with Love. based in TOKYO & SHIGA, JAPAN. ///// 世の中にある「課題」に挑む人たちの想いを伝え、感動と共感の力で、『人の心が動き続ける社会』をつくる。