人それぞれの花色の人生。


あなたは、誰に花束を送りますか？

あなたに届く花は、
どんな香りやメッセージを持っていますか？

花束を贈り受け取る…
その人と人の間にあるのは
優しく美しく人を想う心。

花たちはなぜ咲くの？
ただ静かに命を全うする。

人はなぜ花を見て嬉しくなるの？
限りある命を生きる、ただその物語。

人はときに花を見て
小さな身体が放つ
エネルギーに、生命力に、
自分の弱さを知る。

どんなに雨が降っても、
風が強くても、
小さな花はしっかり根を張って、
自然の成り行きに身をまかせて耐えしのぶ。

雲が流れて太陽の光がふりそそぐと、
花たちは身体についた雫を
宝石のようにキラキラ輝かせる。

いくつかの花は
雨と風に散らされてしまっても、
残った花はまた上を向いて、ただそこに咲く。

ただそれだけ。

その儚さと、その強さに
人は自分を重ね合わせているのでしょう。

花を贈られた人は笑顔になれる。

花はそんな魔法を持っていると、
人は魔法をかけているのでしょう。

☆☆☆
おまけ