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THE BATMAN

And Where,Where... is

THE BATMAN?

といったのは1989年版のバットマンに出てきたジョーカー(ジャック・ニコルソン)だよね?確か。

DCEU内でも登場しているバットマンだが、単独作としては2012年『ダークナイトライジング』以来10年ぶりの本作。今回のバットマンはDCEUのユニヴァースとは別枠。

これまでは、

⚫︎マイケル・キートン(バットマン、バットマンリターンズ)
⚫︎ヴァル・キルマー(バットマンフォーエヴァー)
⚫︎ジョージ・クルーニー(バットマン & ロビン/Mr.フリーズの逆襲)

⚫︎クリスチャン・ベイル(バットマンビギンズ、ダークナイト、ダークナイトライジング)

⚫︎ベン・アフレック(バットマン Vs スーパーマン ジャスティスの誕生、ジャスティス・リーグ)


と5人がバットマンを演じてきて、本作も当初はベン・アフレック続投、監督主演で制作発表されていたが、監督も主演もベン・アフレックが降板したことにより、監督マット・リーヴス、主演ロバート・パティンソンに変更され脚本も書き直された。


ベンが当初構想していたバットマンも観たかったが、結果的にはこれが功を奏したかな。


バットマンになって2年。舞台はハロウィンデイのゴッサムシティ。男の子は赤いコスチュームを纏いなにかのヒーロー?に扮して悪役の父親を退治している。

その様子を何者かが覗き見る。ゴッサムシティでは権力者を狙った連続殺人事件が発生していて、この覗き見されていたのは殺人鬼の次のターゲット、ゴッサム市長だった。

そして事件は起こる。現場にはバットマンに宛てたメッセージが残されていた。

その後も事件は続き、リドラーと名乗る犯人は挑発的に謎解きを仕掛ける。その目的とは?


今回のバットマン映画はヒーローものというよりはスリラーでありサスペンス映画。バットマンとして謎解きをしていくブルースが直面する真実とは?


冒頭、市長が覗き見されている場面(何回言うねん)でのBGMに使われているのが“アヴェ・マリア”でその後も何度か流れる。

神の母聖マリア、
わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。
『アヴェ・マリアの祈り』より

併せて、使われているNirvanaの“Something in the way”とともに本作を象徴してるようで、すごく印象的だった。

ちなみに、今回のブルース・ウェインのモデルはそのNirvanaのカート・コーベイン(故人)だとか。


メインヴィランはリドラー。リドラーと比べるとペンギンはチョイ役というか、

でも、カーチェイスシーンでの


俺の勝ちだ!!

からの

えっ?


って場面の振り返りの表情、最高ですわ(笑)

荒々しい。ヒーロー活動ではなく憎悪というのが今回のバットマンの原点。それだけに予告で感じたとおりこれまででいちばんダークなバットマンだった。
ラスト近く、ついに“目覚めた”バットマンはそう遠くない続編(5年以内だっけ?)ではよりマイルドになるのか?

今回事件自体は実際の未解決事件ゾディアックキラーをモデルにしてるが、全体的に雨だったりなんだか映画『セブン』(1995)的な雰囲気も漂う。

アーカイムアラサイムに収監されるリドラー。先に捕まっている男と“友だち”になるが、この男の正体は監督も公言している。

今後、バットマンバース、THE BATMANの世界線でもあのピエロが登場するだろう。早くも続編が気になる。

2回目は吹替で観ようと思う。あの、

なぁ〜〜んで?!

の吹替がどんな感じになってるのかが楽しみだから。


©️DC ©️Warner Bros

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