【ゲーム感想】　428 〜封鎖された渋谷で〜

マダンテ

2023年10月2日 05:35

2008年　日　サウンドノベルアドベンチャーゲーム
総監督︰イシイジロウ
開発元：チュンソフト

あらすじ

始まりは、ひとつの誘拐事件だった。
単なる営利誘拐と思われていた裏側に大きな陰謀が隠されていたことが判明し、物語は予想もつかない急展開を遂げる。
主人公は５人。それぞれの運命を選択し、事件解決へと導け！

○ネタバレ無し

刑事、チーマー、研究者、記者、ネコ(？)、の５人が主人公。
各主人公のシナリオに出現する選択肢は他の主人公のシナリオに影響するため、慎重な選択が必要となります。
ストーリーはシリアスですが、豊富に用意されているバッドエンドは笑えるものばかりなので全て必見！

私の歴代ベストゲームのトップ３に入る本作は、15年前の作品ですが全く古さを感じさせず現代でも充分いけます。寧ろキッチュでオシャレ！
実写映像はゲームとは思えない程のクオリティで最早映画！
特に渋谷の上空から始まるオープニング曲はカッコ良過ぎて何度聴いてもいまだに鳥肌が立ちます！
(≧▽≦)♫

物語は4月28日の午前10時からの10時間を描いております。キャプチャーは１時間毎に区切られており、５人の主人公のシナリオ全てをクリアしないと先へ進めないシステムです。キャプチャーをクリアする度に次回の予告編ムービーが流れるのですが、これがまたカッコいい！！これだけで映画が作れそう！
シナリオがとにかく面白いので、油断していると止まらなくなり睡眠時間を減らしてしまいます！

わかり易いフローチャートが用意されておりますし、一度選んだ選択肢は色が変わっているので迷わずプレイ出来、アドベンチャーゲーム初心者でも安心して遊べる仕様となっております。

●ネタバレ有り

熱血新米刑事、加納。
渋谷を牛耳るチームの元ヘッド、亜智。
ウイルス研究の第一人者、大沢。
敏腕フリーライター、御法川。
そしてネコの······タマ。
身代金誘拐事件を追ううちに、大沢の部下は殺され、加納の先輩は瀕死。国際的テロリストやＣＩＡまで絡み、渋谷の街は大混乱に。
迫るタイムリミット。
放たれるウーアウイルス。
果たして主人公５人はこの事件を解決出来るのか？

こんなに名作なのに、チュンソフトが宣伝下手なせいであまり売れておりません。この会社いつもそうなんだよなぁ、勿体無い！
(ﾉД`)･ﾟ･｡
しかしプレイした人は誰もが高評価をつけております。

ネタバレ無しの項目にも書きましたが、バッドエンドがとても秀逸なので、ただ正解に向けて突き進むのではなく、バッドエンドを全て塗り潰すつもりで敢えてダメな選択肢を選んでいく方が楽しめます。チュンソフトのアドベンチャーゲームは全てそうなのですが、バッドエンドがとても凝っているのです。全ての選択肢を埋めないと出現しないオマケ要素もありますので、恐れずにバッドエンドへ進みましょう(笑)