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自分を守るために

前回は教員のメンタルヘルス悪化の要因について掲載した。

今回は私が行っている、自分を守るための方法について記事にする。

①睡眠時間の確保

何よりも大事なこと。最低でも6時間は眠りたい。
睡眠を疎かにすると判断力が低下して、ミスが増え集中力もなくなり、仕事の効率が爆下がりする。

だというのに、忙しい日ほどダラダラ夜更かしをして睡眠時間を削りがちだ。
もちろん心の休息時間や趣味の時間も必要なのだが、睡眠の方がメリットが大きい。
睡眠時間の質を上げる方法はいくつかある。

・日中は適度な運動をする。
・寝る2時間前には夕食を終える。
・寝る1時間半前には入浴を終える。
・入浴はシャワーで済まさず、40℃前後のお湯にゆっくり浸かる。
・寝る1時間前から照明を暗くし、スマホ等を触らない。
・毎日の就寝起床時間を揃える。

どれも「わかっちゃいるけど難しい」ものだが、習慣化してしまえば楽になる。
寝るのが楽しみになるような工夫もお勧めしたい。


②仕事の効率化

多忙な仕事の中で一番時間短縮を図りやすいのは、パソコン業務だと思う。
タイピングはもちろんだが、WordやExcel等の基本的な動作がわかっているだけでも効率的になる。
記録しやすく、共有しやすい。

最近では、チャットGPTやCanvaといった、文章作成支援に役立つものも出てきた。

苦手な人ほどパソコン業務を敬遠しがちだが、これからの時代必須であり、変化にも対応する能力が求められる。

反対に、忙しくても削ってはいけないものが生徒対応だと思う。
人によって授業だったり、職員との関わりだったりするかもしれないが、自分の軸や優先順位が明確になればなるほど仕事はよりスマートになる。

あと文書や指導案、掲示物は一から作らない。誰かにお願いして原案を拝借する。
中には「財産だから」と人の真似をしたり活用することに遠慮を覚える人もいるが、良い実践が広まることで子どもたちに還る。
オリジナルにこだわるのはやめよう。



③責任の分散化

今の時代、リスクは回避するものだ。
ハイリスクハイリターンは教育現場では求められていない。
ローリスクの中で効果的な指導をすることが求められる。

リスクを避ける一番の方法は「仕事をしない」ことだが、現実問題そうもいかないので、責任を分散させていくことを勧める。

具体的には連絡・報告・相談である。

1人で抱えず関わらず、学年部職員や管理職に背負ってもらう。
個人ではなく、学校体制としての対応が理想だ。

もったボールは早くパスする。
結果的にその方が楽に早く点に繋がる。
誰の手柄とか悪いとか、もう気にしないようにしよう。


④ストレスマネジメント

仕事が好きでも毎日いろいろな出来事がある。
理不尽なこと、忘れたいこと、自分の失敗…。

だから仕事から離れられる時間が必要だ。
人生は仕事をするためではなく、人生を充実させるために仕事がある。

趣味の時間や仕事以外の人との関わりは、多面的な自分を引き出してくれる。
視野を広くもつことで、余裕もうまれる。
一つに絞らず、依存先が複数あるとよい。

あとは自分の感情の言語化だ。
このnoteでも大変助かっているが、会話でもなんでも自分の考えや気持ちをアウトプットできる環境をもちたい。





今の時代に対応するために、学校の仕組みや教育の方向性が変わろうとしている。
でも人員も予算も足りないから、必死でマンパワーに頼っている。

学校では個性を尊重し良さを伸ばしつつ、社会性を身につける教育方針に変化してきている。
そこで働く人たちにとっても、安心して自分らしく働ける環境が整えられてほしい。

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