画2q像2

人生の夏休み 5

不安は自分の頭の中で育ててしまうもの。育てなくてもいいものをどうして育てるか?

朝から初めて仕事説明を受ける。仕事は配膳係、制服は結構かわいいタイプのワンピースとベスト。配膳でも洋食と和食があり、基本洋食メインの配膳係となった。いざ食事する建物に入るとまず大きな窓が目に入り、窓の向こう側に見えるものは草原と海という素敵すぎるロケーション。一緒に働く同世代の女性から仕事内容を聞く事に。初めて会う人、細身ショートカットの女性、大阪弁で淡々と仕事内容を説明してくれた。ツンとしたイメージの彼女は、会話するわけでもなく私に興味があるわけでもなく、説明し終えたら部屋に戻ると言って帰ってしまった。さて一人残された私はどうするか…。心がいろいろ不安を膨らませようとしていたので、これではダメと思って本日たっぷり残っている時間を島を歩いて探検する事にした。サトウキビが茂る坂道の先はなんだろう。。。歩いても歩いてもなんだか何も出てこなくて、だた私一人を強調され自然の中で寂しい感じがした。これではダメだ~と思って港に向かって歩いてみた。郵便局、お店屋さんを発見、お菓子買って気分を変えようと入ってみると、まぁ~いろんな物が売っている。島には3件しか店がないと聞いていたので、そうか~生活に必要な物が売ってるんだな~と関心した。お菓子の値段も島料金でちょっぴり高い。船で運んでいるからそういう送料が載っているみたいだった。外に出てよかったと思う、違う景色を見ることで、意識が新しい何かを探し始め、多少なりとも不安が小さくなったような気がする。

                               つづく

                               

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?