人妻美聡の徒然なるままに流れに逆らおう

人妻です。 日々のつれづれを適当に書くブログ。

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最近の記事

障害は個性じゃない

障害ってなんだろうね?って話。 子どもの発達障害については昨今でよく知られるようになり、わりと意識が高いというか、子どもの将来についてしっかり考える系の親は赤ちゃんの時からそのことについて、よく調べたり勉強している印象があるね。 でも、なかには保育士をしていてもそこにあまり関心を持たない親もいる。 たくさんの子を見てきたからこそ、「この月齢で発達障害かどうかを判断するのはちょっと…」っていうところだと思う。それは確かにそうだよねと一理あることもわかってる。 さすがに4歳すぎ

    • 大和撫子を履き違えた彼女

      真紀子って子がいて。 彼女は北陸地方のわりと裕福な家庭で育ち、父親は公務員、母親は専業主婦の家庭で育った三人姉妹の長女だった。 高校は地元では有名なお嬢様進学校へ通い、大学は立教。 当時住んでた家は社会人が住むような、学生には不相応に思える新築マンションだった(賃貸)。 真紀子は女子アナを目指していて、自分でもどこかには拾われるだろうと踏んでた様子で、端から見ても自信に満ち溢れる就職活動をしていた。 確かに美人の部類に入るし、品行方正だし、スタイルも良い。 だけど私は「無理

      • 離婚しない夫婦喧嘩のコツはパワーワードを減らすこと

        私の友人に冬実さんという人がいて、次男が産まれてからは彼女とよく連絡を取り合ってる。なんでかというと、冬実さんは小児専門の看護師なんだよね。そんなわけで、やり取りが多くなり、そのうちお互いの家を行き来する関係になったの。 冬実さんとの出会いは夫経由で、それぞれの夫が山登りが趣味なんだけど、そのサークルで夫同士がまず知り合い、そこから派生して妻の私達が仲良くなったという関係。 つまり、夫婦で繋がってるんですよ。 ここ最近、冬実さんからのLINEの10割はご主人の愚痴。内容は

        • 霧雨煙る静かな夜

          10年前の自分を思い出す時、「頑張ったよね、よく頑張ったね」と過去の自分を誉めている。 雨が降りそうな夜や小雨がぱらつく深夜、何気なく曇った夜空を見上げると、昔見た似たような空を思い出すんだよね。 同時に、自分史上トップ5に入るであろう暗黒期も思い出すわけ(笑)。 あの頃、正当な評価をしない会社や上司にいい加減腹が立った私は、勢いで会社を辞めた。 仕事ができるタイプだし、これだけの実績があればなんとでもなるだろう、と予測しての行き当たりばったりな退職だった。 そのまま、華

          レモンクリームパスタの思い出

          こんな時間にお腹が空いちゃって、実家から送られてきた春菊を湯がいてポン酢で食べようと思ったのよ。 こんな時間に(笑)。 しかも春菊かよ!って話だけど(笑)。 で、なぜかふと初めて食べたレモンクリームパスタを思い出したわけ。 地方のとてつもない限界集落気味な田舎で育った私は、大学進学で東京に出てくるまでスパゲッティといえば母親が作るナポリタンもどきか、やる気のないおっさんがマスターやってる喫茶店のケチャップ多めのナポリタンしか知らなかった。 その店は当時の自宅から最寄り

          あなたがあなたらしく生きられますように

          凛子と会わなくなって15.6年は経つんだなあって月日の流れの早さに驚いたりしてる。 彼女がSNSに投稿する内容を見るたびに「私と感性が似てるよなあ」ってつくづく感じたりもする。特にこんな雨の夜更けはね。 会おうと思えば会える彼女と会わないのは最後の別れ方が微妙だったから。 禍根があるほどでももうないだろうけど、多少のしこりはあるかもね。 きっかけは男だった。 ほんと、よくありがちなパターンで、簡単に言うと1人の男を巡って…ってやつ(笑)。 凛子が長らく片想いしていた男性か

          あなたがあなたらしく生きられますように

          医者の営業合戦か?それとも優しさか?

          子どもがですね、アトピーになりまして、ここ数ヵ月はそれが夫婦の悩みだったりします。 見ていて可哀想なんだよね…。 顔や頭はだいぶきれいになったんだけど、身体がひどくて、子どもが無意識にかきむしった痕を見た日には夫婦揃って「ごめんよ…」という気持ちになります。 最初は自治体の保健師さんから紹介された、近所で有名な皮膚科へ通っていました。でも今は通っていません。 理由は有名だからなのか、医師の都合かわかりませんが、とにかく予約時間を急かされます。必ず朝イチを指定されるんですよ。

          医者の営業合戦か?それとも優しさか?

          全人類に幸あれ(善行を行える人限定)

          会社の先輩の梨沙子さんは結婚が遅くて40歳を過ぎて年下の旦那さんと結婚した。共に初婚。 そこからレクサスが買えるぐらいのお金をかけて不妊治療を数年行い、やっと待望の子どもを授かることができた。 梨沙子さんも旦那さんも美形だから、生まれた子もかなり美形でね。それはそれは遺伝子の強さを感じたものですよ。 今、彼女のお子さんは1歳3ヶ月。 話を聞く限り問題がある子だと感じています。 どんな問題かというと発達障害。軽めの自閉症か強めの発達障害だろうなというところ。 梨沙子さんのお

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          この世は人の数だけの信じたいことで作られてる

          子どもの離乳食っていろんな意見があります。 栄養士や保育士など育児に関する専門家でさえその意見は統一されていない。 ま、価値観だからね。 ベビーフードを良しとするのか、手作りを推奨するのか、臨機応変にそれらを使い分けるのか。それは子を育てる親の価値観に基づくから、まあなんとも言えないね。 私は基本的に臨機応変に使い分けるタイプ。 例えばお粥とおかずは手作り、お味噌汁はベビーフードみたいな。 中華粥を食べさせたい時は作るのが大変だからベビーフードとか。 お出かけする時はオール

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          神様、彼にもう一度チャンスをお与えください

          たぶん5.6年前になるかなー。 その頃、辞めた会社があるんですよ。 なんと、その会社が今年になって倒産していました😱 少し前に久しぶりに元同僚から電話があったんだけど、その時、私は忙しくて出なかったの。かつ、仕事では親しくしていたけれどプライベートでは交流がなかったし、なにより辞めてから今まで音沙汰なしだったので折り返しもしなかったんだよね(笑)。 「なんの連絡だろう?」とは気になっていたけど、恐らく倒産の話だったんだろうな、と。 その会社は静かな街にある小さな会社で。

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          忘れられない2年間だった

          3月もそろそろ半ばに近づきましたねー。 3月といえば新たな旅立ちの季節。それぞれの世代で(特に10代)悲喜こもごもあるよね。 だからなのか、最近、とみに自分の過去をふと思い出すことがあります。 まあ、私の流転の半生と言いましょうか(笑)。 2015年-春 正確には覚えてないけれど、確かこの春に会社を辞める。もちろん若さゆえの勢い。 無計画すぎる春だったけど、長時間労働や煩わしい人間関係、出世争いの為の足の引っ張り合いから抜け出せて気分はかなり爽快だった。 -夏 無計

          あなたには連休があって良いですね

          三連休ですね。育児に休みはないですけどね。 それでも朝はゆっくり寝たくて、夫に「8時には起きて子の面倒を見て欲しい。私は10時ぐらいまで寝たいから」と言ったんですよ。 快諾して貰ったのは良いけど、 子の寝かしつけが恐ろしく下手。 「7時に起きたから次に寝るのは9時頃。ミルクはその前後。グズリだしたら庭を長めに散歩するとその後よく寝るよ」と伝えたの。 子、寝ない。泣く泣く泣く泣く泣く泣く。 散歩もして(短かったけど)オムツも換えたみたいだけどね。ここで「寝ないなあ、あ、

          あなたには連休があって良いですね

          ラーメンを食べると思い出すその人

          私と夫はいわゆる職場恋愛で結婚して、私は夫がまとめるチームの一員だった。メンバーは9名だったかな。 私が12月の頭に部署異動でそこに配属になるまで樺山さんは紅一点だった。 特に美人だとか気立てが良いというわけではなかったけれど、チームのアイドル的存在で男性メンバーからは「あいつ面白いんだよー」って人気なタイプ。 確かにすごく変わってる人だった。 変わってるというか、うまく生活ができない人。今思えば何かしらの発達障害だったのかもなと思ったりしている。 例えば、樺山さんは毎日必

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          どういう死に方をしたいかを考えさせられる

          私の母という人はその物言いで結婚生活もキャリアも捨てざるを得ない人生を歩んできた。 彼女は2回結婚して2回とも離婚をしており、70代という年代から考えると珍しいバツ2だ。 地方の片田舎ではそれは結構目立つ「勲章」になっている。 最初の夫(私の実父)との離婚理由は夫によるDVだが、私の幼い頃の記憶によれば母もまた悪かった。いかんせん、物言いが皮肉で辛辣で言葉が鋭すぎる。 口では勝てない父が手をあげたのもわからないでもない。もちろん、暴力をふるう方が圧倒的に悪だけれども。

          どういう死に方をしたいかを考えさせられる

          その恋の重さは紫煙

          昌宏と出会ったのはある年の初夏。 地元のスナックだった。 転職までの2ヶ月ほど、私はそこでアルバイトをしていた。 初めて会った時から見た目もユーモアのセンスもストライクで、かなり気になる客だった。 昌宏は会社の同僚に連れてこられるタイプだったので、自分から店に足を運ぶことはなく、会える時は月に1、2回。 なんとか私をアピールしていたけれど、いかんせん、他のお客の目もあるし、彼だけに連絡先を渡すのもなあと思っているうちに私はスナックの仕事を卒業してしまった。 「やっぱり連絡先

          都会がとても似合う彼女

          鮎子さんを紹介されたのは暮れも押し迫った冬で、友達の紹介だった。 渋谷の焼肉屋で初対面を果たし、それから数年間、そこそこ仲良くしていたけれど、今となっては自然消滅ってやつだ。 彼女は見た目がとても若く、けして美人というタイプではないけれど、着ているもの、髪のケア、肌質が抜群に美しかった。 肌と髪の毛が綺麗だと若く見えるものだとその時実感した。 タメだと思っていた私はずっとタメ口をきいていて、宴もたけなわになってから彼女が私よりずっと年上だったことを知り、恐縮しきりだったな(