徒然なるままに流れに逆らおう

辛口な人妻です。激辛。 日々のつれづれを適当に書くブログ。

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記事一覧

安い男

もう名前は忘れてしまったけれど、「こいつすごい勘違いしてるなー、うけるー(笑)」って男がいた。 彼を知ったのは冬が始まりつつ秋の夜で、わりと寒かった記憶がある。…

家庭を捨てる意味が果たしてあったのか?

高校の後輩に白野って男がいる。 後輩と言っても私よりずいぶん若いから学年は被らない。 じゃあなんで知ってるのかと言うと、地元ではわりと有名人だからだ。 彼は母子家…

あなたの幸せを祈り続ける

颯介と出会ったのは17年前の春先。 彼との恋があったから私は夫と結婚することを決めた。 颯介はアルバイト先の社員だった。 初めて見た時から「かっこいいな」と思ってい…

わかりやすくて危うい女

大学時代のインカレの仲間に真梨子ってのがいて、彼女のSNSを見るたびに「わかりやすいなー」って感じてしまう。 彼女は昔から好みの男性がぶれたことがなかった。例外が…

障害は個性じゃない

障害ってなんだろうね?って話。 子どもの発達障害については昨今でよく知られるようになり、わりと意識が高いというか、子どもの将来についてしっかり考える系の親は赤ち…

大和撫子を履き違えた彼女

真紀子って子がいて。 彼女は北陸地方のわりと裕福な家庭で育ち、父親は公務員、母親は専業主婦の家庭で育った三人姉妹の長女だった。 高校は地元では有名なお嬢様進学校へ…

離婚しない夫婦喧嘩のコツはパワーワードを減らすこと

友人に冬実さんという人がいて、出会いは夫経由。それぞれの夫が山登りが趣味なんだけど、そのサークルで夫同士が知り合い、そこから派生して妻の私達が仲良くなったという…

霧雨煙る静かな夜

10年前の自分を思い出す時、「頑張ったよね、よく頑張ったね」と過去の自分を誉めている。 雨が降りそうな夜や小雨がぱらつく深夜、何気なく曇った夜空を見上げると、昔見…

レモンクリームパスタの思い出

こんな時間にお腹が空いちゃって、実家から送られてきた春菊を湯がいてポン酢で食べようと思ったのよ。 こんな時間に(笑)。 しかも春菊かよ!って話だけど(笑)。 で、な…

あなたがあなたらしく生きられますように

園子と会わなくなって15.6年は経つんだなあって月日の流れの早さに驚いたりする。 彼女がSNSに投稿する内容を見るたびに、「私と感性が似てるよなあ」ってつくづく感じる。…

全人類に幸あれ(善行を行える人限定)

会社の先輩の梨沙子さんは結婚が遅くて40歳を過ぎて年下の旦那さんと結婚した。共に初婚。 そこからレクサスが買えるぐらいのお金をかけて不妊治療を数年行い、やっと待望…

この世は人の数だけの信じたいことで作られてる

子どもの離乳食っていろんな意見があります。 栄養士や保育士など育児に関する専門家でさえその意見は統一されていない。 ま、価値観だからね。 ベビーフードを良しとする…

神様、彼にもう一度チャンスをお与えください

たぶん5.6年前になるかなー。 その頃、辞めた会社があるんですよ。 なんと、その会社が今年になって倒産していました😱 少し前に久しぶりに元同僚から電話があったんだけ…

忘れられない2年間だった

3月もそろそろ半ばに近づきましたねー。 3月といえば新たな旅立ちの季節。それぞれの世代で(特に10代)悲喜こもごもあるよね。 だからなのか、最近、とみに自分の過去をふと…

ラーメンを食べると思い出すその人

私と夫はいわゆる職場恋愛で結婚して、私は夫がまとめるチームの一員だった。メンバーは9名だったかな。 私が12月の頭に部署異動でそこに配属になるまで樺山さんは紅一点だ…

どういう死に方をしたいかを考えさせられる

私の母という人はその物言いで結婚生活もキャリアも捨てざるを得ない人生を歩んできた。 彼女は2回結婚して2回とも離婚をしており、70代という年代から考えると珍しいバツ…

安い男

もう名前は忘れてしまったけれど、「こいつすごい勘違いしてるなー、うけるー(笑)」って男がいた。

彼を知ったのは冬が始まりつつ秋の夜で、わりと寒かった記憶がある。
西麻布で友達が開いたパーティーがあり、そこに彼はいた。
健康的に日焼けし、背はそんなに高くはなかったけれどイケメンで、和製ジョニー・デップみたいな顔立ち。
外資トップ企業で働いているという肩書も相まって、パーティーに来ている女性は彼を意

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家庭を捨てる意味が果たしてあったのか?

高校の後輩に白野って男がいる。
後輩と言っても私よりずいぶん若いから学年は被らない。
じゃあなんで知ってるのかと言うと、地元ではわりと有名人だからだ。

彼は母子家庭で育ち、専門学校を卒業した後、地元の小さな零細企業に入った。
しばらく普通の会社員をやってたんだけど、ある時、彼は会社をあげたプロジェクトのチームリーダーに任命され、なんとそのチームが特許を出願する発明を出した。
その発明は業界ではか

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あなたの幸せを祈り続ける

颯介と出会ったのは17年前の春先。
彼との恋があったから私は夫と結婚することを決めた。

颯介はアルバイト先の社員だった。
初めて見た時から「かっこいいな」と思っていて、私からなんだかんだとちょっかいをかけ(笑)、付き合うことになった。

別れたのは付き合ってからちょうど1年が経ってから。
きっかけは些細なことだったけれど、その数ヵ月前から私の中では颯介との別れがカウントダウンされていた。
当時の

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わかりやすくて危うい女

大学時代のインカレの仲間に真梨子ってのがいて、彼女のSNSを見るたびに「わかりやすいなー」って感じてしまう。

彼女は昔から好みの男性がぶれたことがなかった。例外がないというか。
真梨子が好きな男性のタイプは、ハイクラス、知的、ユーモアあり、少し年上、ノリが良い。
これまで惚れた男も今のご主人もこの枠に収まっている。

真梨子は10年以上のよくわからない関係の男性にふられた後、猛烈な勢いで婚活をし

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障害は個性じゃない

障害ってなんだろうね?って話。

子どもの発達障害については昨今でよく知られるようになり、わりと意識が高いというか、子どもの将来についてしっかり考える系の親は赤ちゃんの時からそのことについて、よく調べたり勉強している印象があるね。
でも、なかには保育士をしていてもそこにあまり関心を持たない親もいる。
たくさんの子を見てきたからこそ、「この月齢で発達障害かどうかを判断するのはちょっと…」っていうとこ

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大和撫子を履き違えた彼女

真紀子って子がいて。
彼女は北陸地方のわりと裕福な家庭で育ち、父親は公務員、母親は専業主婦の家庭で育った三人姉妹の長女だった。
高校は地元では有名なお嬢様進学校へ通い、大学は立教。
当時住んでた家は社会人が住むような、学生には不相応に思える新築マンションだった(賃貸)。

真紀子は女子アナを目指していて、自分でもどこかには拾われるだろうと踏んでた様子で、端から見ても自信に満ち溢れる就職活動をしてい

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離婚しない夫婦喧嘩のコツはパワーワードを減らすこと

友人に冬実さんという人がいて、出会いは夫経由。それぞれの夫が山登りが趣味なんだけど、そのサークルで夫同士が知り合い、そこから派生して妻の私達が仲良くなったという関係。
つまり、夫婦で繋がってるんですよ。

ここ最近、冬実さんからのLINEの10割はご主人の愚痴。内容はどの夫婦にもありがちなことで、育児をしないとか、一人で勝手に遊びに行くとか、育児をしないとか、育児をしないとか…(笑)。
でね、今日

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霧雨煙る静かな夜

10年前の自分を思い出す時、「頑張ったよね、よく頑張ったね」と過去の自分を誉めている。

雨が降りそうな夜や小雨がぱらつく深夜、何気なく曇った夜空を見上げると、昔見た似たような空を思い出すんだよね。
同時に、自分史上トップ5に入るであろう暗黒期も思い出すわけ(笑)。

あの頃、正当な評価をしない会社や上司にいい加減腹が立った私は、勢いで会社を辞めた。
仕事ができるタイプだし、これだけの実績があれば

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レモンクリームパスタの思い出

こんな時間にお腹が空いちゃって、実家から送られてきた春菊を湯がいてポン酢で食べようと思ったのよ。

こんな時間に(笑)。
しかも春菊かよ!って話だけど(笑)。

で、なぜかふと初めて食べたレモンクリームパスタを思い出したわけ。

地方のとてつもない限界集落気味な田舎で育った私は、大学進学で東京に出てくるまでスパゲッティといえば母親が作るナポリタンもどきか、やる気のないおっさんがマスターやってる喫茶

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あなたがあなたらしく生きられますように

園子と会わなくなって15.6年は経つんだなあって月日の流れの早さに驚いたりする。
彼女がSNSに投稿する内容を見るたびに、「私と感性が似てるよなあ」ってつくづく感じる。特にこんな雨の夜更けはね。

会おうと思えば会える彼女と会わないのは最後の別れ方が微妙だったから。禍根というほどではもうないだろうけど、多少のしこりはあるかもね。

きっかけは男だった。
よくあるパターンで、簡単に言うと1人の男を巡

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全人類に幸あれ(善行を行える人限定)

会社の先輩の梨沙子さんは結婚が遅くて40歳を過ぎて年下の旦那さんと結婚した。共に初婚。
そこからレクサスが買えるぐらいのお金をかけて不妊治療を数年行い、やっと待望の子どもを授かることができた。
梨沙子さんも旦那さんも美形だから、生まれた子もかなり美形でね。それはそれは遺伝子の強さを感じたものですよ。

今、彼女のお子さんは1歳3ヶ月。
話を聞く限り問題がある子だと感じています。
どんな問題かという

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この世は人の数だけの信じたいことで作られてる

子どもの離乳食っていろんな意見があります。
栄養士や保育士など育児に関する専門家でさえその意見は統一されていない。
ま、価値観だからね。
ベビーフードを良しとするのか、手作りを推奨するのか、臨機応変にそれらを使い分けるのか。それは子を育てる親の価値観に基づくから、まあなんとも言えないね。

私は基本的に臨機応変に使い分けるタイプ。
例えばお粥とおかずは手作り、お味噌汁はベビーフードみたいな。
中華

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神様、彼にもう一度チャンスをお与えください

たぶん5.6年前になるかなー。
その頃、辞めた会社があるんですよ。
なんと、その会社が今年になって倒産していました😱

少し前に久しぶりに元同僚から電話があったんだけど、その時、私は忙しくて出なかったの。かつ、仕事では親しくしていたけれどプライベートでは交流がなかったし、なにより辞めてから今まで音沙汰なしだったので折り返しもしなかったんだよね(笑)。
「なんの連絡だろう?」とは気になっていたけど

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忘れられない2年間だった

3月もそろそろ半ばに近づきましたねー。
3月といえば新たな旅立ちの季節。それぞれの世代で(特に10代)悲喜こもごもあるよね。
だからなのか、最近、とみに自分の過去をふと思い出すことがあります。

まあ、私の流転の半生と言いましょうか(笑)。

2015年-春

正確には覚えてないけれど、確かこの春に会社を辞める。もちろん若さゆえの勢い。
無計画すぎる春だったけど、長時間労働や煩わしい人間関係、出世

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ラーメンを食べると思い出すその人

私と夫はいわゆる職場恋愛で結婚して、私は夫がまとめるチームの一員だった。メンバーは9名だったかな。
私が12月の頭に部署異動でそこに配属になるまで樺山さんは紅一点だった。
特に美人だとか気立てが良いというわけではなかったけれど、チームのアイドル的存在で男性メンバーからは「あいつ面白いんだよー」って人気なタイプ。
確かにすごく変わってる人だった。
変わってるというか、うまく生活ができない人。今思えば

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どういう死に方をしたいかを考えさせられる

私の母という人はその物言いで結婚生活もキャリアも捨てざるを得ない人生を歩んできた。

彼女は2回結婚して2回とも離婚をしており、70代という年代から考えると珍しいバツ2だ。
地方の片田舎ではそれは結構目立つ「勲章」になっている。

最初の夫(私の実父)との離婚理由は夫によるDVだが、私の幼い頃の記憶によれば母もまた悪かった。いかんせん、物言いが皮肉で辛辣で言葉が鋭すぎる。
口では勝てない父が手をあ

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