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初めまして!〜回転焼きと祖母〜

こんにちは。ミクロストリアライターのMadokaです。
興味を持ってくださりありがとうございます!

皆さん、朝ドラは好きですか?
私は今年36歳になりますが、恥ずかしながら初めてしっかり見た朝ドラは
2021年11月〜2022年4月まで放送された「カムカムエヴリバディ」でした。

ラジオ英語講座に影響を受けた安子(祖母)、るい(娘)、ひなた(孫)が3世代に渡って紡いでいく、1世紀(100年)に渡る家族の物語でしたね。

私にももちろん祖父祖母がいて、父母がおります。
生まれた時から私にとってはおじいちゃんおばあちゃんであり、お父さんお母さんだったので、

私が生まれるより前に彼らが生きてきた世界を想像することはほぼありませんでした。

しかし、この朝ドラをきっかけに
「おばあちゃんたちも、こんな風に生活してきたのかな・・・」と考えるようになったのです。

父方の祖母は、80代ですが、現役で会社を経営しています。(小さな町工場ですが)

昔から気が強くて、物事をはっきり言うので、子供ながらに少し・・・いやかなり苦手な存在でした笑

そんな祖母にふと昔の話を聞いてみると
祖母の実家はかつて大阪でお菓子屋を営んでおり、カムカムエブリバディの娘・るい(深津絵里さん)と同じく、「回転焼き」も売っていたと言うのです!

しかし、夫である祖父と出会い、静岡で会社を起こすために、まだ幼い子供たち(私の父や伯母)をおぶって汽車に乗り、誰も頼る人もいないまま、子育てに祖父の会社のサポートに邁進したそうです。

「辛くて辛くて、西の空(実家の大阪方面)を見ながら泣いたりしたわよ。」
気が強い祖母のこの言葉に大変驚きました。
「でも、守らなくちゃいけないから、家族も会社も。」
「ずっと一緒に走ってくれた従業員を見捨てられないから、鞭打って動くのよ。」

そうか。気が強い祖母というのは、私が見えていたほんの一部分でしかないのか。祖母にも生きてきた道と築いてきた数々の思い出、貫いてきた思いがあるのだと、孫の私は30代も半ばを迎えてやっとわかりました。


それからというもの、身近な家族だけでなく、関わってくださる人たち皆さんの生きてきた道や、その人たちの考えにとても興味を持ちました。

自分よりも年配の方の話を聞くと、
不思議と私の脳裏に生き生きと当時の社会が蘇るような感覚になります。
それはどんな歴史の記録よりも生き生きとです。

そして、過去の戦争をはじめとする様々な出来事が他人事ではない、
過去の出来事と現在は地続きであることを実感するようになりました。

自分とは異なる価値観や考え方を持つ他人に自己を投影し、相手が何を考えているのか、どう考えているのかを想像する力を「エンパシー」と言いますが、

そのエンパシーを訓練するいい機会になるなと思ったのです。

そしてもう一つ、私が人に興味を持つきっかけがありますが
長くなりましたので次の記事にしますね!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

Madoka


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