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子宮を無くしたらわたしの性格は術後、全く変わってしまった。その理由を主治医や専門家に聞いた!

おはようございます、占いや恋愛、性の仕事をしております、恋愛番長、石川円華(まどか)です。
3月末、それまで苦しんできた、多発性子宮筋腫、子宮腺筋症の症状から開放されるために
子宮を全摘しました。

このブログは闘病を主軸に、自己観察した記録を重ねたものです。

なぜ?このブログを書き記録に留めようと決心したかの理由の一つに

子宮を取ったらその後、心境がどのように変わるのか?
わたしの人生や心象へどのように変化をもたらすのか?

観察したかったから、があります。純粋に観察日記をつけたかった。

余談ですが、皆様は夏休みの宿題でアサガオやひまわりの絵日記をつけるのは、お好きでしたでしょうか?
わたしは理科が大好き、特に読書が好きで
小さい頃から昆虫、植物、動物図鑑を読んだり
ファーブル昆虫記など、生き物がどのように成長するか?
どのような生態系なのか?
どのように進化の歴史を辿ったのか?
なぜ?生物は変体するのか?などを綴った読み物が好きでした。

だから、絵日記をつけるのが楽しかった。
絵日記に集中したいからこそ
夏休みを満喫したいからこそ
夏休みの、他の宿題は、
夏休みが始まる終業式までに
夏休み前に終わらせておく、夢中になって宿題を終わらせ観察日記や絵日記に注力する。

大人になってから、夏休みの宿題はいつ片付ける子だったかをヒアリングすると
わたしみたいな人は居ない。

変わった子だったと記憶しています。
今のわたしもきっと変わってますよね。

☆☆☆

当然、子宮全摘術を決心するまで、心の葛藤があり
思い悩んできました。
しかし、子宮全摘術を決心したと病院の医師に告げてからは

「感情的に、感傷的に捉えず、

とことん、自分の身体を、自分の心の変化を
俯瞰的に、客観的に、生物実験、生体実験をするように
淡々と眺め、微細に変化を記録しよう」

いや…

「記録したい!」と
不謹慎でしょうが、ある意味、ワクワクしながら
ブログを立ち上げました。

☆☆☆

本題。

身体の不調、後遺症をシリーズで書いておりました、
いったん止めていますが

今回のブログは「番外編」。

手術し、子宮を摘出したら思わぬ副産物を手に入れた。自己観察を重ねてきたから、この変化、具わかります。

棚ぼたのように術後、思わぬメリットも手に入れた。
※ただ!断っておきたいのは
暗に、子宮全摘術を勧める旨ではないことを断っておきます。
わたしはメリットを手に入れた、良かったことが起きたのですが
これも個人差、人によってアフターは異なるものですから
皆様にもこのようなメリットがあるかは保証できかねます。

ただ、わたしに限ったこと、一患者の体験としてお聞きください。

わたしは術後、良かった変化が起きました。

☆☆☆

それは
「怒らなくなった」
「感情が波立たなくなった」こと。

わたし、もともとはとってもエキセントリックな
エモーショナルな人間。
つまり…大げさでなくストリートファイター、
戦う人だったと思います。

喜怒哀楽が激しい。喜や楽ももちろんあります。

怒ると、手がつけられないほど烈火の如く怒る、
キレる。

人から
怒ることを注意されたり、咎められると、
怒りを「我慢」する
「言いたいことを我慢」→フラストレーションがたまる。ストレスを抱える人であったと思うんです。

なぜ?こんなにムカつくのに、怒っちゃいけないんだよ。と不平不満をはっきり口にする、

そんな人間であったと思うのです。

☆☆☆

それが術後は一回しか怒っていない。毎日!朝昼晩怒っていたわたしの大変化。

1000が→1になる
10000が→1になる

そのくらい、怒りの感情が激減しているんです。

☆☆☆

喜怒哀楽があり、「怒」が激減しています。

では他の感情はどうか?

実は喜怒哀楽も分量がかなり減りました。

自分は叙情的、メランコリック、感情的な人間であると、思っていたのに

今の、術後のわたしは…術前に比べたら、無味乾燥と言っても大げさではないくらい

淡々としてしまうのです。

☆☆☆

これは良いんですよ。無駄にイライラしない、
無駄に不安や不満が出てこないから
感情に消耗することが減ればエネルギー効率はとてもいい。感情的にどっと疲れることが減った。

人と言い合うことがないから、人間関係は至って良好。
家族ですね、特に家族関係はとっても良くなった。
主人にも娘にもイライラしない。

優しくなった。

術後。

他人様から変化にぎょっとされることもある、

あれ!?まどかさんでいいんだよね?
なんか変わったね、と指摘をされる。

わたしの雰囲気や空気、佇まいも変わったのだろう。

☆☆☆

ただ…あまりにも淡々としすぎてしまう

感動の量が減った。感情激減ではないにしても…。

「心の病気」
例えば鬱などではないかと疑いました。
心が動かない、病気なのではないかと。

正直、淡々としたモードに慣れていないので
動揺しています、これ、まだしっくりこない。

術後、心の変化は一時的な変化なのか?も気になります。

落ち着いたら元通り、また感情の起伏が激しい、
アップ・ダウンの勾配が激しいわたしに戻るのか?

だってそうですよ、
わたしが、姉御、姉さん、番長とあだ名で呼ばれる所以は
人様からご相談を受け、お相手が気弱、自信なさげだと
「なんだよ!やりなよ!やるんだよ!」
「行動に移さなきゃもったいないよ!」
「白黒はっきりしなよ!」
わたし時々は人様に、感情を苛つかせながら行動に移せない人、曖昧な人に発破をかけていたのだ。

☆☆☆

怒らなくなったこと。

この激変に強い違和感を感じ

爪のケアをしてくれる(わたしの足の爪は巻爪なのです)わたしの友人へ相談しました。

すると、彼女の見解はこうです。

「ホルモン分泌に関係する臓器がなくなれば脳への信号も変わるはず。
性格が穏やかになるのは
ホルモンバランスの変化ではないか」と。

わたしも、彼女の言葉には合点がいく。

更年期症状の方にもそうよね、イライラあるよね。

☆☆☆

そして、
昨日もブログでお話した、わたしの執刀医への診察で

なぜわたしは術後
怒らない、イライラしなくなったか?を執刀医へ聞きました。

執刀医「怒りやすい、イライラする気性の荒い術前のあなたは
それが性格ではなかった。ということです。

ホルモンバランスが崩れたこと、

そして、あなたの気性が荒れた姿だと他人から見られていたけれど

本当はそれだけあなたは痛みや不調を抱えて苦しんでいた
痛みや辛さがあったから常にイライラしていたのだ。

怒りやイライラが無くなったのは手術をして良かった証拠です」と。


わたしはもう一つ聞いた。

怒らないのはいいことなのかもしれないが

心があまり動かない、術前とは違う無味乾燥のような感覚、これは良いことなのか?

執刀医「それが正常のあなたなのです。
あなたはそもそも怒りやすい人なのではない。
穏やかな人間だった。
本当の性格は今のあなたなのだ。」と。

☆☆☆

つまり、術前と術後の性格が

正確には

変わってしまったのではなく

穏やかで淡々としている自分の、本来の性格を

病気のせいで
「隠してしまっていた」
「覆いかぶさり見えなくなってしまっていた」
「本当の性格が見えなくなってしまっていた」
のだ。

生まれたときに埋め込まれた生来の性格…穏和な自分が蘇った。

いや、

変わった、というのが正解かもしれない。
だって、こんなに心穏やかに生活できるのは生まれて初めてだから。

ああ、でもそうかもしれないな。
キレるようになったのは高校生の頃から。
高校生の頃からセックスをするようになり、
また、いろんな病気を発症するようになった。

あの頃から「怒りっぽいまどかちゃん」は形成された。

その前はどうだろう。子どもの頃。
わたしは元ヤンキーではない。番長なんてキャラではなかった。
本を読むのが好き。
リリアンや手芸が好き。
絵を描くのが好き。
折り紙が好き。
音楽を聞くのが好きなインドアな女の子だった。

腎臓病があって病弱だったから、
お家で黙々と作業するとか、
小説や伝記を読んでひたすら妄想するのが好きな

所謂、女の子らしい女の子。

よく笑う、明朗で快活、人に優しいと通知表に書かれる、そんな子だったんだ。

人に文句なんて言えなかった、
人から文句を言われて困って泣いている子だった。

☆☆☆

怒らなくなった。

副産物、メリット、ああ、良かったと言うのが感想ではないのです。

わたしの中に浮かんだ感情は3つ。

1つ目は、今まで、わたしは
「もっと優しくなりなよ」
「怒るのやめなよ」
「イライラするのやめなよ」

など、周りの人から咎められたこと。
周りの人から
近親者から頭ごなしに注意をされたことが、

なんとも悲しく感じましたね。

わたしの心の小ささを責められている
わたしはわたしを更に責める、自己嫌悪になっておりましたからね。

病気のせい…。

1つ目は心に余裕を持てなかったわたしの個人的事情を鑑みず
頭ごなしに人から咎められた過去を思い出してが悲しいと感じた。

☆☆☆

2つ目は
わたしは術前のわたしのような人
イライラした人
怒っている人
心の持ち方が狭いと感じる人を今後、見かけたら

「本当は優しくおおらかな言い方をしたい、
人に優しくしてあげたいと御本人は感じているのかもしれないけれど
病気や何か理由があって
優しく感じない、キツイ、嫌な言い方をしてしまう、
原因があるのかもしれない」

「これが本当の姿ではないのかもしれない」

と。思ってあげるようにしたい。

怒る人、イライラする人を許してあげたいと思いますね。
優しくできない「何か」あるんだよね。と。

わたしは、頭ごなしに人を責めるやり方を選択するのはやめようと思いました。

ますます、怒りの感情が減った。

2つ目は、怒る人、イライラする人を頭ごなしに咎めてはならない。と悟る気持ちが芽生えたこと。
そうなるには
何か理由があったはずだと思慮を働かせる、
洞察するに値すると感じますね。

☆☆☆

3つ目。

今のわたしなら、少々嫌なことがあっても
ムカついても、
「まあ、いいんじゃない?」
「見なかった、聞かなかったことにしよう」と
心に留めない、気にするのはやめようと思えます。

「いちいちムカついたり落ち込むのはやめよう」と思っても、うまくいかない

抑えられない、悟りの境地になんてなれない。

何が言いたいか?

「なりたい自分になりたいと思ったら
自分の気持ちに嘘をついた、
自分の気持ちにそぐわない、言動をすることを我慢するんじゃない、
自分の想いや真実を歪曲することではない」 

いつか人を、自分を許せる日がやってくるから、
今はそれでもいいんだよ、心が狭く見えてもいいんだよ

と思える人間でありたい。

以前書いたように、わたしは子どもの頃、母親からひどい言葉をたくさん投げかけられた。今で言う、モラハラだ、、、、でも考えてみれば母も、辛かったはずだ。初めての子育て。シングルマザー。仕事のストレス。将来の不安。そして更年期。


彼女も怒りたくなかったはずだ。もっと穏やかな人間で居たかった、愛される人間に、なりたかった筈だ。


わたしは今思慮が働くから、わたしの身の回りの人へ咎める気持ちが減った。

優しい気持ちになれた、許す気持ちが湧いてきた。
これが3つ目です。

☆☆☆

病気が原因で感情的になっていた

子宮全摘術したら怒りん坊ではなくなった


実は、今まで出会ったことがなかった自分のキャラに出会い
とてもとても戸惑っています。

しっくりこない、これでいいのか?
わたし、今の自分がかっちりと腑に落ちてハマることが来るのだろうか、と。

☆☆☆

病気は人柄をも変える。

今日はそのようなことを書きました。長編でしたね。

これを読んでくださる読者の皆様。

特に…どうか、特に男性方、

身の回りの女性で、恋人だとか奥様だとか

イライラしたり悲しくなっている人を
理詰めで咎めないであげてほしい。

わたしも経験があります。
上に書いたように
女性はアドバイスがほしい、お小言がほしいのではない。

欲しいのは協調と、共感と理解なのだ。

「がんばってるね、おつかれさま」
すごく疲れている。なのに
エネルギーを燃やしてキャパ以上に燃焼させているのだから。

頭を、身体を優しく撫でてほしいのだ。
イライラしてしまう、心に余裕を無くした、わたしを許してほしいのだ。

☆☆☆

まあー

だから!大人の余裕。心の余裕を見せる、
聞き役に徹せられる理解あるオトコ
人の話を横取りして自分語りをしないオトコが

オンナ心を総取りにしてモテ続けるのだなと納得するのでした。

今日もお読みくださいましてありがとうございます。

長々と語りました。

いつも、励みになります。

やっと手に入れた心の安寧。

今日も明日も、
慈しみ、
愛する存在に出会い、
気持ちをわかつことを楽しみに生きていきます。

恋愛番長 石川円華


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