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【メルボルンの奇跡③】アパート賃貸再契約に成功!

娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して11月ヶ月と2週が過ぎました。いよいよ来月に迫ったアパート契約更新について、ご報告します。


日本とは勝手が違う、メルボルンの賃貸事情

メルボルン暮らしがスタートして来月でちょうど1年になり、いよいよアパート更新です。

私のようにオーストラリアで働いていない外国人がアパートを賃貸契約するのは苦戦するケースが多いのですが、なぜか私は、インスペクション1軒目で運よく入居することができました。ちなみに現在、メルボルンは人口が増加傾向にあり、アパート探しにローカルの方も苦戦している状況です。

↓栄光の軌跡を綴ったnoteもぜひご覧ください。

じつは、できる限りこのアパートで暮らしたかったので、最初から3年契約をリクエストしましたが、オーナーさんに「1年契約にしたい」とあっさり断れました。オーストラリアは、どうも家主と借主が対等ではなく、どちらかというと”ありがたく、住まわせていただきます”という、丁重な姿勢です。

10階に住んでいます。ラッキーな日は、窓から朝焼けと気球が見えます。

年末にクリスマスメッセージを送り、まずは様子をうかがう作戦

友だちのMARIKOさん(メルボルン在住43年)から、昨年末にこんなアドバイスをもらっていました。

「MADOKAちゃん、不動産屋さんにクリスマスのメッセージを送った?」

「送っていません。というか、契約して以来、とくに連絡していないですよ」

「あらら、挨拶したほうがいいわよ。それで、さりげなく『来年も契約したいです』って、アピールしておいたほうがいいと思う」

さすがです、MARIKOさん。人生経験もあり、メルボルンを知り尽くしているからこそのご意見。私、すぐにメールでメッセージをオフィスに送りました。

不動産屋さんは、“オーナーに伝えておきますね”という事務的な返事でしたが、私としては意思表明をしたことで、何となくほっとしました。

土地の価格が上がれば、賃貸料も確実に上がる

先日、MARIKOさんとお茶をしていると、またアパートの話になりました。

「MADOKAちゃん、来月、更新でしょ。不動屋さんから連絡きた?」

「それが年末の挨拶をしたきりで、ぱったり止まってるんですよね。こちらから連絡したほうがいいですかね」

「そうね、忘れられているかも知れないし、もし更新できなかったら大変でしょう」

「更新できないなんてこと、あるんですか? 私、とくにトラブル起こしていないし」

「ほら、1年契約なワケだし、賃貸は、オーナー次第っていうところもあるから、早めに動いたほうがいいと思う。それとね、たぶん家賃は上がるから覚悟しておかないと」

「昨年のアパート探しで見ていた別の不動産屋さんからたまにメールがくるんですけどね、メルボルン の土地の価格がすごくあがってるんですよ。それに伴い、週の家賃も軒並み上昇しています。怖いなー、どうしよう……。今の家賃だって、かなりひーひー言ってるんですよ」

「うーん、家賃据え置きってことはないと思う。友だちの姪っ子さんがメルボルンにある大学の寮で暮らしているんだけど、週あたり50ドル上がったって言ってた」

「週に50ドルっていったら、月に200ドル以上ですよ! それは、マズすぎる。いずれにしても連絡します」

自宅に戻り、すぐにメールしました。すると、30分もしないうちに返信がありました。

「連絡をいただき、ありがとうございます。オーナーに確認をとりまして、引き続き、契約更新をいたします。ただし、メルボルンの土地価格高騰により、週あたりの家賃を20ドル上乗せすることとします。こちらでよろしければ、契約書をお送りします」

契約更新ができるのはとても嬉しいですが、やはり家賃の値上がりは避けられませんでした。MARIKOさんからのアドバイス、昨今の賃貸価格から見ても、値上げ後の金額は妥当、むしろ良心的なのかも知れません。日本にいる夫にも話したら、「今のアパートは、セキュリティもしっかりしているし、住民とのトラブルもないワケだから、いいと思うよ」とのこと。私も娘もこの1年暮らしてみて、ストレスはほとんどありません。あるとしたら、年に数回、上の階の住人が週末にパーティを開いて騒ぐぐらいでしょうか。ただ、それも深夜0時を過ぎれば終わりますから、ある意味、常識的です。

次の日、不動産屋さんにメールをしまして、再契約を結ぶことができました。

4月からひと月100ドル(約10000円)ほど家賃が上乗せされます。今もかなりカツカツな暮らしですが、娘との週イチの外食は継続したいですし、今年はメルボルンを脱出して、国内旅行をしようと計画しています。さて、どうやって、そのお金をねん出したものだろうか……。

とりあえず、今日のところはこの居心地が良すぎるアパートに暮らせるということに感謝しましょう。

この窓からの眺めに一目惚れしました。


お顔を見たことはありませんが、言わせてください。

「オーナー様、ありがとうございました。また、1年間よろしくお願いいたします」

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