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一粒も食べないままに

「ブルーベリーの実が色づき始めたね」

夫とそんな会話をした、6月25日。同じ枝についているのに、実の色がずいぶん違うのはなんでだろうね? と不思議だった。熟れて美味しそうに見える実をひとつぶ、夫はつまんで食べたが「めちゃくちゃ酸っぱい。まだ食べられないよ」と顔をしかめていた。

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全体的に色づいて見える6月30日。でも、まばらに青っぽい身もあるから、美味しそうに見えてもまだ収穫時じゃないのかな? と相談し合う。

「美味しいってわかってたら鳥が食べにくるもんね。多分まだだよ」と夫。確実に熟れた証として、下に落ちた実を拾って食べていたが、相変わらず酸っぱいらしい。

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7月6日。いつの間にかずいぶん実が減っている。雨で流されたものもある。夫は懲りずにつまんで食べているらしいが、一向に甘くならないらしい。

「甘くて食べごろだよ、って言いたいのに食べごろが来ないまま落ちていっちゃうなあ」とのこと。見た目はすっごく美味しそうなのに。甘い身を実らせないのは、土に問題があるのかもしれないねと、来シーズンに向けて相談し合う。

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7月13日。「美味しくないから食べないほうがいいよ」と言われ続けているうちに、ハクビシンが食べつくしてしまった。ただ、美味しい果実は鳥たちがこぞって食べに来るだけれど、その様子が一度もなかったのでやっぱり甘味は少なかったのだろう。

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他の鉢に植えているブルーベリーはまだ色づき始めていないものもある。そっちの味はどうなんだろう? 甘くなくても良いのだけれど、顔をしかめるほどに渋くて酸っぱいといわれると口に運ぶのを戸惑ってしまう。

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