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【身の回りにある】具体と抽象

今年読んだ本の中で自分のこれまでの見方を変えてくれた「具体↔抽象」という本があります。
具体=わかりやすくていい、抽象=わかりにくい
という簡単な話ではなく、抽象化をすることのメリットや「これも抽象化」、具体と抽象のレベルを合わせないと話がかみ合わないなど目からウロコの内容でした。
今回は私が日常過ごしてみて「これも具体↔抽象の話だな」と思ったものを紹介していきます。興味を持ったらぜひ本も読んでみてください。

①コーチング

根本的な問題解決をするときに「具体→抽象→具体」の手順を踏むと効果的です。具体だけで解決しようとすると表面的な対策になり、抽象だけで解決しようとすると机上の空論になりがちだからです。
私はこの話を聞いて「コーチングはこの手順を利用しているんだ」と気づきました。コーチングは課題、理想の状態、具体的行動の順で進めていきます。課題は具体、理想の状態は抽象、具体的行動は具体。ちゃんと具体と抽象の往復になっています。コーチングしていくなかで一度抽象を挟むことは視野を上に引き上げ、解決の手順を探ることにいいんだなと感じています。

具体と抽象の往復

②教科書の構成

中学数学の教科書を見ていると「具体例→証明や説明の抽象化→問題」という流れが一般的です。私はよく具体例をすっ飛ばしてしまいますが、ここも気づけば具体→抽象→具体になっているんだなと気づきました。
具体で問題をとらえ、抽象で一般化して、最後に具体化するということで具体と抽象の往復をしているんだと。そう考えるとうまくできているんだなと感心しました。

③国語の教科書

うちの子供の教科書で「ものの名まえ」という話があります。
アジ、イワシ、マグロをまとめていうと魚という抽象化。
魚屋さんで「魚ちょうだい」といっても「なんの魚かな」といわれる具体化。
知らず知らずのうちに具体と抽象を学んでいるんだなと思いました。
中3の内容に「具体↔抽象」にも出てくるピラミッド図があって驚きました。
全然気づきませんでしたが、気づくといろいろあるものです。


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