白黒営業人間

営業なら抑えておくべき”49:51”

※営業じゃなくても何でも共通です。
※この話は僕が尊敬する方から聞いた話です。AKBさんありがとうございます!

よく、「欲しいのならまず与えることから」という話は聞きます。
ただ、それについては結論として「ちゃんとお互いの利益になるようにすべきで、ちょっと相手優先にする」ことが良いんじゃないか、ということです。これについて色々書いてみます。

与えた分だけ吸い取られる悲劇

先日こんな記事を見つけました。

よく言うのは「与えよ、さすれば与えられん」ということです。

それはその通りで、ずっと求めてくる人、通称クレクレくんというのは付き合ってても気持ちいいものではないですし、どこかで一線を引きたくなるところではあります。

では、与え続けることがよいことなのかというと、この記事が言うのは

成功者の多くは与える人間であり、成功から最も遠い人間もまた与える人間である

ということです。

ふむふむ。

与え方が成功者となるか否かのカギ

では、その違いは何かと言ったとき、

与え方が自己犠牲的であるか、他者志向的であるか

ということでした。

たしかに、「私はどうなってもこの人を助けたい。。」と言われても、助けられた側からすればそれは気まずいですし、何よりその貢献は続かないと思います。

※それに関して、先日こんな記事を書いてましたのでご興味ありましたら。

自己犠牲的なギブは良くない、というのは分かりました。
では、他者志向的なギブをするにはどうすればいいのでしょうか?

記事には「テイカー(搾取するだけの人間)と縁を切れ」とあります。
これはその通りだと思いますし、言い方は悪いですがギブしてギブしてギブして何の見返りもないどころかこちらが消耗するだけでは時間の無駄です。

ただ、「見返りを求めて優しくする」というのもなんだかな~と思うところです。
特に営業の人間であれば何かを売らないといけないわけですが、そのときに「良いことしてやったんだからヨォォォォォ」と言われましても、お前そのつもりで最初から優しくしてたんかい、とげんなりすること請け合いです。

ぼく:あなた=49:51

ぼくはいつぞやかの講演(正確には会社の会議)にて、とある方が「49:51」で考えるべき、と言われたのをものすごく納得していまだに意識しています。

確かにまず与えることは大事だし、しかしどこかでリターンを考えておかないといけない。だけども、その中で
「私:相手=49:51」
くらいで考えておいて、微妙~に相手に譲るようにしておくと、自分もある程度のリターンはあるし、何より相手に対して多く貢献したことになり、より喜んでもらえるというものです。

50:50とは次元が違う

上の例で出したチンピラのような営業さんは、これで言うと
「私:相手=50:50」
で考えているんだと思います。

数字にすると微々たる違いのようなのですが、「50:50」で考えている人って、必ず自分がやった分を求めると思います。
この「やった分」というのが曲者で、本人の中では「それくらい当然ダルルォ?!」と思っているのかもしれないですが、相手からすると「いや、別に求めてねーし」という話もあったりして、相手からすると
「80:20」
くらいで求められているように感じることすらあると思います。

要は主観でものごとを判断してしまうのですが、「49:51」くらいで考えておくと、相手が言っていることや相手の価値観をきちんと理解して、自分とちゃんとすり合わせたうえで「私もリターンは欲しいけどあなたに多くあげる」ということが意識的にやりやすくなります。

相手としても、それだけ自分の価値観などを尊重してくれる相手であることもあり、より感謝が強まって「また買うときはぜひあなたに」とか「他にも聞いてほしい人がいる」という紹介とか、そういうものが気持ちよく発生していきます。(これが50:50だとなかなか起こらない)

よく、「売りたいのであれば売るな」とか「100%ForYou」とか言いますが、そりゃ売りたいですしmeの取り分も欲しいですよね(笑)

そんなときはこの配分を頭において、「相手が自分よりちょっと得するようにバランスを考えよう」と思うと、相手のことをよりしっかり考えられるようになると思います。

ちなみに、これは営業じゃなくっても、男女の関係や上司の関係でも当てはまる話だと思います。

と。いうことは!

「何かモテないんだよな。。」とボヤいてるあなた!
「上司が分かってくれない!」とハイボール飲んでるあなた!

相手が自分よりちょっと勝つように考え続けると、そのうち良いことあると思いますよ!

働きづらさや男女の問題など、生きづらさを解決する糸口を一緒になって考える「パパFP」。公務員からフルコミの営業にトライし、2年で業界トップ1%のMDRTに。夢は社交ダンスで世界大会に行くこと。