見出し画像

【海外記事】AirbnbがUXデザイン界のリーダーとなるまで

本日はこちらの記事を読んでいこうと思います。なお、画像も以下から引用しています。

長めの記事なので何回かに分けてnoteにしていこうと思います

本日もよろしくお願いいたします。


いかにしてAirbnbがUXデザイン界のリーダーとなったのか

投資家が貸している小さいベッドと朝食を提供しているような家から、10億ドル規模のグローバルホスピタリティ企業まで、彼らの成功にとって不可欠な要素の一つがデザインでした。

すべての始まりはJoe Gebbiaというデザイン思考をバックグラウンドとしていた共同創業者の1人にあります。この会社のモバイルアプリがリリースされたのは3年後でしたが、それにはユーザー中心設計が顧客を獲得するために役に立っていました。単に売上を追求するのではなく、彼らはユーザーの課題や悩み、市場調査と観察を重視しました。

これはUXデザイナーがキャリアをスタートさせるために行った努力ですが、企業は最初からこれらへの理解がありました。

創業期のAirbnbの共同経営者たち-順番にNathan Blecharczyk, Brian Chesky, Joe Gebbia

Airbnbはデザインをバックグラウンドに持ったリーダーによる成功の最初の事例ではありません。彼らは人気のデザインスタジオから人材を雇ったことでも知られています。ブランドデザインにおいてはLondon DesignStudioを雇い、リリース後は彼らに社内のイノベーションを推進させました。このデザインスタジオは「Samara」と呼ばれていました。

Samaraは元Appleのデザイナーを頻繁に雇い、彼らのプロジェクトのリーダーにしました。AppleのDNAはAirbnbのデザインの中にも浸透していき、大きなムーブメントとなりました。

この記事ではそれがいかにして、なぜ起こっていったのかを見ていきたいと思います。


Baby Steps-最初のウェブサイト

Airbnbのリデザイン(2008~2009)

最初のデザインはビジネス起業した年にすぐに方向性を転換しました。最初のウェブサイトは明らかに提供するサービスが伝わりづらいものになっていますが、独自性のあるグラフィックがウェブサイトに多少の個性を反映させています。新しいウェブサイトではより大衆的で、当時の業界のスタンダードなデザインを踏襲していました。

-ロゴデザインの飛躍

初期のロゴは共同創業者であるBrian Cheskyによってデザインされた素晴らしいものでした。この文字マークは後に簡素化され、名前も我々に馴染みのある短いものに変更されました。これによりユーザーはロゴよりも目的地を探すことに集中できるようになりました。
そして彼らが非常に明るいブルーとピンクの色から、私達が愛してやまない微妙なサーモンピンクの色へと改善するにはまだ少し時間がかかります。

-ユーザーがどこに課題を感じているのかを探る

CluifyによるAIベースのビジュアルヒートマップ

デザインパターンを学習することは、特にユーザー中心設計を行う際には非常に重要です。このビジュアルヒートマップはいかにタイトルへユーザーが集中しているのかを示しており、ユーザーは検索バーに移動してアクションを起こします。

他の注目すべき部分は、ページ下部のロゴの集まりに集中しているという点です。これは、最初のウェブページでは存在しなかったブランドへの信頼性がようやく築かれつつあることを示しています。

・・・

世の中がモバイルファーストとなり、彼らもモバイルアプリに参入

2012年にリリースされた最初のAndoroidアプリ

米国でスマートフォンが普及していく中で、Andrew Vilcsakは驚くべきほどに機能が豊富な、ユーザー視点のモバイルアプリ開発チームを率いました。
ユーザーはすぐにAirbnbを検索し、ホストとつながり、予約までできるものでした。このアプリと一緒にウェブサイトもアップデートされましたが、アプリは最初Androidのみの対応でした。

私はTechCrunchのインタビューに答えるAndrewのビデオを見つけました。彼はここで最初のAirbnbのアプリについて語っています。

このインタビューを見れば、いかに彼らが明確に企業の方向性を定め、彼らのデジタルプラットフォームをどのようにしていくかを考えていたことがわかります。
Andrewは明らかにデザインの機能性に着目し、顧客が求めているものを知り、デジタル上でホストとゲストの信頼性のバランスを生み出すことに注力していました。

-スキュモーフィズムをコアに据える

Androidアプリは機能的なものでしたが、当時としてはさらにデザイン的に良い点がありました。
当時非常に一般的だった、一貫した3Dとスキュモーフィズムデザインに気づきました。しかし、デザインのトレンドに従うためには実装が重要になります。

AirbnbはUXを正確に実現しています

私は個人的にはこのようなリアルなボタンデザインや値札のデザインは大好きです。

私自身ホテル予約会社で働いていた経験があるので、このアプリの非常によく構造化された部分や、目立つ価格の表記、明解な階層構造、いい感じに目を引くCTAや使いやすいナビゲーションなどに魅力を感じました。
これらのデザインは、私が何年もかけて学んだUXデザインの法則や原則のほとんどを満たしています。

アプリは関連データの不足や独特なレイアウトという問題はあったものの、2012年に作られたアプリとしては素晴らしい取り組みでした。彼らは一度にすべての問題を解決させるのではなく、重要な問題に対してより多くの時間を費やすように努めました。私達が目にしている現在にいたるまで、彼らは常に繰り返しながらデザインを行うことを重要視しています。

→次回に続きます


感想:試行錯誤の中でも指針を持つことが大切

今回はAirbnbの創設初期のプロダクト開発の話を読んでいきました。
2010年代初期でまだ同じような予約サービスが世の中になかった時代においても、自らの指針に従いながらデザインを生み出していく過程を少し理解することができました。

ただ一方で、そういった思いや指針を実現させるためのエンジニアリング力、開発力も備わっていたことも重要な点なのかなぁと思いました。
いくら優秀なデザイナーと聡明なマネージャーがいたとしても、それを実際のアプリに仕立て上げるためには技術力の高い開発チームも必要です。
それがこれまでになかったアプリとなるとなおさら、ゲストとホスト間でのシステムトラブルが起きないように丁寧にアプリを作り込む必要があります。

どうしても企業の成功秘話という話になると先見性のあるビジネスアイデアやデザインの考え方にフォーカスが当たりがちですが、それを下支えしたエンジニアリングの力をどのように集めたのかも気になりました。

次回はついにあの有名なAirbnbのロゴが出来上がるところから始まるようです。よければまたお付き合いください。


個人的に気になった海外記事を週数本メモしていますので、よければフォローおねがいします

ポートフォリオ

X(noteに書く前のネタを思考のログとしてたまに残しています)
https://twitter.com/yamashita_3

__________________________________________________________
#デザイン #デザイナー   #UIデザイン  #UX  #UXデザイン  #UI  #海外記事翻訳

恐縮です!お友達になってください!!