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デザイナーが絶対知っておくべき最新のUIUXトレンド:音声アシスタント、マイクロインタラクションなど【海外記事メモ】

本日もこちらの記事を取り上げたいと思います。なお、画像も以下より引用しております。

前回はダークモードやミニマリズムと言った馴染みのあるデザインについてのおさらい的な内容でした。(※前回の記事からは話題は独立しているため、この記事だけ読んでも理解できる内容になってます)

今回はより現代的なトピックについて議論を深めていくことになりそうです。
では本日もよろしくお願いいたします。

パーソナライゼーション

パーソナライゼーションは、ユーザー自身の趣味嗜好・傾向からユーザーが期待するUXの設計が進むに連れて重要度を増してきた考え方です。

引用元:feepik

パーソナライゼーションに関わるいくつかの重要なトレンドについて見ていきましょう。

1.データ主導のパーソナライゼーション

データの可用性が高まるにつれ、企業はデータ分析から消費者の行動や傾向を導き出し、購入履歴から彼らに最適化されたおすすめの商品をオファーすることなどもできるようになりました。
このことはより企業が消費者に対して、彼らに関連性があり、パーソナライズされたUXを提供できるようになっていることを意味しています。

2.AIによるパーソナライゼーション

商品のリコメンドや個人へ最適化したコンテンツの提供、カスタマーサービスなど、AIや機械学習のアルゴリズムがUXの中にどんどん使われるようになっています。

3.モバイルのパーソナライゼーション

モバイルデバイスの普及により、モバイルのデータや位置情報を使って企業はユーザーの居住地や行動に基づくパーソナライズされたUXを提供するようになりました。

4.プライバシーへの懸念

パーソナライゼーションは強力なトレンドである一方で、プライバシーとデータセキュリティへの課題が指摘されています。
企業は集めたデータの透明性を保証し、顧客のデータを正しいやり方で保護することが求められています。

まとめると、パーソナライゼーションのトレンドは、顧客がより個人最適化された、自身に関係性の高い経験を求める中で成長を続けていくことでしょう。
企業はデータやAIをUXのパーソナライズに適用させていくことで、市場における競合優位性を確保できるようになるでしょう。


マイクロインタラクション

マイクロインタラクションは、ユーザーのエンゲージメントを高め、楽しいUXを生み出す小さくて補助的なアニメーションです。

では、このトレンドに関するポイントを見ていきましょう。

1.感情を動かす

マイクロインタラクションはユーザーとの感情的なつながりを強くすることに使われます。アニメーションやサウンドを使って、楽しさや驚き、興奮といった感情を呼び起こすことで、デザイナーはユーザーに対してより没頭できるUXや記憶に残る体験を生み出すことが出来ます。

2.細部へ注意を引く

マイクロインタラクションは強い注意をひくことができます。しかもそれらは違和感なく、直感的かつ効果的に機能します。
この細部へのこだわりがUIにプロっぽさを与えてくれるものにもなります。

3.楽しい体験

マイクロインタラクションはユーザーに楽しい体験を生み出すことも出来ます。例えばちょっとしたアニメーションがボタンにホバーした際に現れると、ユーザーに何かがあるのではないかという期待や興奮を呼び起こすことができるでしょう。

4.アクセシビリティ

マイクロインタラクションは視覚障害者や運動障害を持つ人達がアクセスできるようなデザインとなり得ます。
音や触覚を利用したフィードバックを提供することで、デザイナーはすべてのユーザーが効果的にUIへアクセスすることができるように設計することが出来ます。

5.ブランドアイデンティティ

マイクロインタラクションはブランドアイデンティティや個性を強化するために用いることもできます。
ブランドのスタイルやトーンを表現するようなアニメーションや音によって、デザイナーはより統一感があり記憶に残るブランドを作り上げることが出来ます。

まとめると、マイクロインタラクションは、よりユーザーが没頭し、記憶に残るような体験をデザイナーが作ろうとする中で成長を続けるトレンドとなるでしょう。
デザインの細部に気を配り、感情的なつながりをつくり、アクセシビリティやブランドアイデンティティをしっかりと作り込むことで、デザイナーはマイクロインタラクションを駆使しながらUXを向上させ、ビジネスを成功へと導くことができるでしょう。


音声インターフェイス

音声インターフェイスはスマートスピーカーやボイスアシスタントの普及を背景にポピュラーとなってきました。

引用元:futurice

音声インターフェイスのトレンドに関するポイントを見ていきましょう。

1.自然言語処理

自然言語処理技術の発展によって、ボイスアシスタントは人間の言葉をより正確に理解できるようになりました。このことはデザイナーが、自然言語に対してより直感的な返答を基盤としたUXを生み出すことを可能にしています。

2.複合的なインターフェイス

音声インターフェイスはタッチスクリーンやジェスチャーなどのような他のアクションと組み合わせられることで、よりシームレスで直感的なUXを実現することが可能となりつつあります。

3.カスタマイズ性

音声インターフェイスはユーザー個人の傾向やニーズに合わせてカスタマイズさせることが可能です。
これによりデザイナーがそれぞれのユーザーの要望に合わせて個別のUXを提供することができます。

4.スマートホームデバイスとの連携

音声アシスタントは、部屋の照明やエアコンのような家電と連携して操作することができ、そういった連携先が増えていくことで自宅をより快適なものにすることができます。
ユーザーが家電が音声コマンドで操作できることにより、よりシームレスで直感的な体験を生み出すことができるようになります。

5.アクセシビリティ

音声インターフェイスは運動障害や視覚障害のような障害を持つ人にとって特に便利なものです。
音声に基づいたインターフェイスを提供することで、デザイナーはすべてのユーザーがインターフェイスを効果的に使用できることを保証することができます。

まとめとして、音声インターフェイスは音声アシスタントが組み込まれたデバイスやプラットフォームの重要性が高まっていく中で注目されてきました。
自然言語処理や複合的なインターフェイス、カスタマイズ性、スマート家電との連携、そしてアクセシビリティをきちんと意識することで、デザイナーはよりシームレスで直感的な音声インターフェイスによるUXを提供することができるでしょう。


感想:技術の進歩とともに成長を続けるデザインとアクセシビリティ

本日の内容も前回の記事と同様に現代においてはかなり馴染みあるものとなっているものばかりでしたが、その背景には着実な技術の進歩と、それによってこれまで阻害されてきた人たちへもデザインを届けようとする姿勢が見て取れるように感じました。

デバイスの性能が上がることでマイクロインタラクションのような細やかな実装が可能となり、自然言語処理や音声アシスタントの発達で声でのデバイス操作が普及し、これまでデジタルデバイスに触れることができなかった人たちにも快適なUXを届けることができるようになってきたのだと実感しました。

次回はこの記事のメモ最終回になります。よければまたお付き合いください。
↓つづき

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