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生野菜や果物を消毒する文化に衝撃を受ける

メキシコに来てから約2週間が経過した。
食生活はモロッコの滞在時同様に自炊中心の生活を送っており、たまに外食をする程度という感じだ。

メキシコではアメリカに本社を置く「ウォルマート(walmart)」と「チェドラウイ(chedraui)」などのビッグサイズのスーパーがあるため、醤油などの調味料は比較的に簡単に手に入る。どんなものがあるかはまた別の記事できちんと紹介したい。

さて、今回はメキシコに来てカルチャーショックを受けたことを紹介したい。
タイトルの通り「生野菜や果物を消毒してから食べる」ということだ。

どういうことかというと、食べたい野菜をスーパーで購入した後に、家庭内で消毒液に漬け込んで消毒してから食すのである。

こんな感じだ。

野菜を消毒する理由

どうやらメキシコは水の衛生環境が全土的に整っておらず、農業で利用する水になんと下水を利用されることもあるらしい。まじか。

また、輸送環境も良くない場合が多く輸送中に泥まみれになったり、変な汚水がかかってきている場合も散見されるのだとか。
スーパーで陳列されている野菜や果物は一見綺麗なのだが…そのまま口にすることでお腹を壊してしまう場合もあるようだ。

ちなみに、現在はそのような劣悪な農業環境も一部となり、ほとんどの野菜や果物は「石鹸」と「水」で洗えば食べれる、と現地のメキシコ人に教えてもらった。
あれ、野菜って石鹸で洗うものだっけ?

消毒液の使い方

野菜の消毒液はコンビニやスーパーで気軽に手に入る。
私たちは在住日本人の方のブログで拝見したこちらを購入。

銀イオンの成分が入っており、この銀イオンを利用して野菜を消毒するというものだ。色はイソジンのような茶色だが、私たちは匂いや味はあまり感じない。(コロナではない)

水道水に規定量垂らした消毒水を作り、野菜や果物を切る前に10分程度消毒することで、野菜が消毒される。

加熱する場合は基本的に水道水で水洗いを行えば問題がないようだが、皮ごと食べる野菜に関しては少々怖いので私は消毒もしくは洗剤でさっと洗ってから使うようにしている。なかなか大変な作業である。

日本は「安全な国」と形容されることがよくあるが、確かに納得だ。
この「安全な国」という表現には治安のみならず「食の安全」や「水の安全」というニュアンスが含まれるのだろう。

メキシコは水道水ももちろん飲めない。スープとかにも使わないほうが良いらしく、食器を洗った後は水道水がしっかりと乾くまで使わないほうが良いらしい。

ということで、最近は「安全な国」である日本での安全な生活が少し懐かしく感じているのも実情だ。

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