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母乳を飲んでくれない、抱っこして授乳させてくれない次男…

子育て回想備忘録43

「子育て回想備忘録2 妊娠34週 次男誕生」で書きましたが、次男は妊娠34週で誕生しました。幸いなことにすくすく成長し、現在は大学生です。

次男は、早産だったため新生児集中治療室(NICU)のある病院で治療を受けました。
初めの2週間はいろんな機械につながれていて、保育器の中の次男と対面するには5分という時間制限があり、触れることもできませんでした。
一過性多呼吸で胸がペコペコと不自然に動くのを見て本当に心配でした。
二週間後には、抱くことが許され、母乳の授乳をしたときは、
「あーよかった!」
と、とてもうれしかったのを思い出します。
そして、次男は1ヶ月後退院しました。

しかし、次男は、母乳を飲んでくれませんでした。
長い間、哺乳瓶で楽にミルクを飲んでいたためか、母乳を飲む力がない様子…
一生懸命授乳の練習をするものの、次男はすぐに飲むのをやめてオギャーオギャーとなく日々…
母乳はどんどん出てくるのに…
仕方なく搾乳して哺乳瓶に入れて飲ませました。
哺乳瓶に入れた母乳は飲んでくれました。
「母乳が嫌なんじゃないんだ!よかった!」
でも、もうひとつ困ったことに抱っこして授乳しようとしても嫌がるのです。
ベッドに寝かせてタオルを顔の横にかませて哺乳瓶を固定させて飲む姿勢、まさに病院で飲んでいた姿勢がお好みのようです。
せめて抱っこで授乳したい私、ベッドで寝転んで飲みたい次男。
さすがに私は、さみしくなってしまいました。
出産後、離れ離れで心配なうえ、早く産んでしまって次男に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
やっと一緒にいれるのに、なぜ私のおっぱいから母乳を飲んでくれないのか、抱っこでなぜ授乳させてくれないのか、次男に嫌われているのではないか、次男のお母さんになった実感がわかないとか、マイナスなことばかり考えてしまっていました。
長男は母乳で卒乳までいったこともあり、長男とはべたべたの関係で育児してきました。その経験から余計に親子の絆が感じられなくなってしまったのです。
そんな私に気づいた主人が、
「長男の時は、母乳だったので授乳はママに任せないとだめだったけど、哺乳瓶なら、俺もできるし、ママの体も楽じゃないかな?授乳以外は抱っこを嫌がるわけじゃないし、それ以外に思いっきり抱っこしてあげればいいんじゃないかな。」
と言ってくれました。
「あ、そうか!」
この主人との会話でとても気分が落ち着きました。
主人は、夜中の授乳も引き受けてくれて、体がとても楽になったし、だんだん次男も抱っこでミルクを飲んでくれるようにもなって、私の気持ちも安定していきました。
主人は当時仕事が忙しく、
「育児は私が頑張らなくっちゃ!」と思っていたけれど、私の様子をしっかり見ていてくれた主人にはとても感謝しています。
育児は夫婦でするものですね。

次男は、生後3か月、6ヶ月、1歳…と育っていくうちに、抱っこが大好きになり、お兄ちゃんにも抱きつきにいくとても甘えん坊になりました。お出かけして少し歩くと、パパやママの顔を見上げて両手をあげて抱っこをせがむ抱っこ好きになりました。

育児は二人目であろうがその子を育てるのははじめてです。
ある程度は同じように育てられますが、違いがあるものです。
次男が産まれるまで長男を育ててきて、こんな気持ちにはならなかったので、今思い返すと早く産んでしまったことがかなり引っかかっていたのだなと思います。
そして、もうひとつ、後に保健士さんから、
「母乳をあげるとプロラクチンというホルモンが出て、ママの気持ちが落ち着いて、赤ちゃんに夢中になるんだよ。」
と聞きました。
授乳がうまくいかなかったので、これも原因のひとつだったのかなとも思います。
何はともあれ、今では良い思い出です。

育児、子育てで困ったら、一人で考え込まず、旦那さんやご両親、お友だち、行政の方など、誰かに相談することが大切だと思います。

育児、子育ては本当に楽しいです。
困ることも多いですが、子供の成長は本当に楽しいです。大学生になった息子たちでも…。(息子たちに気持ち悪がられるかな…?)

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