あなたは、紹介すること、されること。どう思いますか?

紹介というと、
多かれ少なかれ、
あなたも紹介をしたり、
反対にされることが、
日常生活の中で
あると思います。


紹介を誰かにすること、
あるいは誰かにされること、
あなたは好きですか?


オープンマインドなスタンスで、
紹介をしたりされることに、
何ら抵抗を感じない方も
いらっしゃると思います。


反対に、紹介は責任が伴う。
相手に迷惑をかけたら嫌だ。
紹介されたのに断ったら、
相手の顔をつぶしてしまいそう。
みたいに、
ネガティブに感じる方も
いらっしゃると思います。


こればかりは、あなたの
性格や考え方によって異なるので、
どちらが正解ということは
全くありません。


ただ、紹介という行為には、
多少の差はあれ、
紹介した側の信用や信頼が
必要になるという点は、
大切なポイントではないか、
と感じます。


だからこそ、
口コミサイトのような所も存在し、
行動するきっかけになることも
あるのかな、と感じます。


私も
紹介をしたりされたりすることは
ありますが、仕事の面で言えば、
不動産会社さんを
お客様に紹介することがあります。


私自身は
ファイナンシャルプランナーで、
不動産業者ではありません。


そのため、ご相談をお受けする中で、
不動産を買いたいとか売りたい
という話になった時。


その行動をサポートして頂く、
不動産会社さんの力を借りる必要が
必ず生じてきます。


その時に、
どの会社、どんな担当者を
紹介するかは、
人一倍気を遣う部分です。


不動産は高額の買い物に
なるからこそ、買った後に
後悔の念がわいたりすることは、
お相手の人生を左右することにも
なりかねないからです。


私の場合、
マイホームとして
自分が住む不動産よりは、
賃貸用として、不動産投資、大家業
向けの不動産に触れる機会が多いです。


自分自身、2007年から不動産投資、
大家業の世界に身を置いていますが、
不動産会社さんも担当者さんも、
玉石混淆だな、というのを
肌身で感じています。


その中で、不動産投資、大家業は
節税になる、ということを
強調するような会社さんは、
自分とは肌が合わない
と感じています。


ここで言う節税は、
所得税や住民税のことを念頭に
置いていますが、
不動産投資での所得税・住民税の
節税は、期間限定の
短期的な視点であり、
支払う税金の先送りでしかないと
私は考えているからです。


つまり、お客様も不動産会社さんも、
利益の視点が、短期的な視野に
なってしまうので、
長期的な資産形成には
つながりにくい、
というイメージです。


今、減価償却費などの経費を
多く計上することができて、
仮に所得税や住民税の支払いを
抑えることができたとしても、
もし将来的に売却するという
判断をした時には、税金上の
利益が出やすくなる。


その場合、売却時に思ったよりも
多くの譲渡税を払う可能性もあり、
それまでに節税で抑えられていた分を、
譲渡税でまとめて払うことに
なるようなケースもありえます。


先日、会社の先輩に進められて、
節税になるからと言われて購入した、
という方とお会いしました。


資料などを拝見すると、
購入初年度に関しては、
経費が賃料収入を大幅に上回り、
所得税の還付見込金額は、
新卒の初任給を
大幅に上回るような金額でした。


ただ、概算で2年目の収支見込みを
試算してみると、給与と相殺できる
マイナスの金額は大幅に減ることが
分かりました。


その結果、所得税や住民税の
節税効果は、ゼロではないものの、
一気に下がることも分かり、
「そうだったのですか・・・」
という言葉が漏れるのを耳にしました。


会社の先輩の紹介だし、
話を聞いてみて良いと感じた
からこそ、最初の一歩を
踏み出したのだと思います。


ただ、節税に視点を置いてしまうと、
思ったのと違う、ということが
往々にして起こってしまいがちです。


極論、節税効果を受け続けるためには、
毎年物件を購入し続けるような
必要さえ出てきてしまうのです。


思い描いていた未来と異なることに
気づくと、


「なんで、そんな会社、
 担当者を紹介されたのか?」


という、紹介した相手への
不信にもつながりかねません。


だからこそ、私は
不動産会社さんや担当者さんの
紹介に限らず、誰かに
何かや誰かを紹介することには、
人一倍注意を払うように
気を付けています。


幸い、今までの所、
私が紹介させて頂いた相手などに
対して、マイナスな感情を
抱くようなご指摘を受けた
ことはありません。


だからこそ、寄せて頂いた信用や
信頼を損ねないように、
これからも不動産会社さんや
担当者さんなどを紹介する時には、
人一倍気を付けて、
対応していこうと考えております。


紹介においては、


「誰からの紹介なのか?」


という点が、
何よりも大切だからです。


あなたも、
紹介をする時、された時、
誰が、どんな経緯で
伝えてきたのかという点。


注意してもし過ぎることは
ありませんので、忘れずに
意識して過ごして頂くと
良いのではないでしょうか?

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