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ライフステージが変わっても

おそらく、恋愛におけるモテについて、友人と飲みながら話をしていた時のこと。

「自己主張は男性ウケを損ねることになるため、その役回りは男性で、女性は控えめである方がモテるのではないか?」と話してしまった。

後日そのことを思い出し、無意識下で「男性/女性のあるべき姿」という固定観念を抱いていたことに気付き、愕然とした。自身はそれとある程度の距離を取っていると思っていたからだ。フェミニストを気取る気はないけれど、女性の生き方を考えることは男性のそれを考えることにも繋がり、皆が良い方向へ進むことになるのではないか。当たり前だと思っていることにこそ、違和が潜んでいるのかもしれない。


違和と言えば、韓国のシンガーソングライター、イ・ランさんのエッセイ『悲しくてかっこいい人』にはとても胸を打たれた。図書館で借りたのだが、あまりに良くて手元に置いておきたくなり、好きな(応援している)本屋さんで購入。サイン本だ。(ミーハー)

このエッセイで、彼女は大小様々な違和を真っ直ぐに問い続ける。一般的な「大人の対応」は深追いしないことだろう。しかし彼女はリスクや労力を惜しまない。わたしもどちらかと言えば彼女と同じ類いの人間である。こういう姿勢はライフステージの変化と共に、変わるものなのだろうか?

考える時間がある今だからこそ、なのかもしれない。

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