女の私が男性目線の結婚生活を考察する
先日、五百田達成さんの書かれた『察しない男 説明しない女』を読んでいると、こんなことが書いてあった。
以下、引用。
部分引用を引っ付けています。ご了承ください。
縦社会に居心地の良さを感じている。とまで書いてあった。
これは女の私には想像もつかなかった価値観だった。
それで、じゃあ男性にとって結婚生活、そして子育てというのは結構しんどい事なのではないかと考えた。
考察してみる。
その引用部分の著者の意図と私の思っていることがかみ合っているのであれば、男性にとって結婚生活とは結構しんどいのでは。
だってパートナーは上司でも、部下でもない。
かといって平等といえば違う。
もし奥さんの方が家庭内の事を率先してやっているのなら、奥さんの方が家の事を知っているわけで。でも、それは上司ではないよね。
もしかするとそこに葛藤のようなものがあるのかとも思う。
奥さんの方が家の事は何でも知っている。でも上司じゃないし、家庭内に上とか下とかあるわけないだろ。みたいな。
となると、「家でくらいゆっくりさせてくれよ」というコピペの様な言葉も、上下関係に疲れて帰ってきたのに、家でも俺を部下として使うのはやめてくれよ。みたいなのがあるのかもしれない。
自ら上下関係という物差しで測っての発言なのでは。
わからないけど。あくまで推測。
だから家庭内で、自分の役割(立場)が分からなくて困惑しているのではないかと思った。
私個人としてはここまでの考察で満足なのだけど、一応お飾り程度の解決策も考えてみた。
まず上下関係ではなくてその場合に限った「リーダー」を決めるのはどうだろう。その上で……
一つ目。適材適所があると認める。
家庭というのは一つのグループなので、自らもそこに所属していることになる。パートナーが満足していない場合は、精神的で自発的な奉仕が必要であると思う。
だからその場合、家庭内でのリーダーは奥さん。
奥さんがリーダーだから「お願いね」と言われたことは嫌な顔をせずにやる。
「家の中の事はよく分からなくて、気付かない事も多いと思う」と伝えた上で。
二つ目。自分の役割を持つ。
家の外(庭とか)は自分の担当、とか。洗濯物は担当、洗濯洗剤の補充も。そういう風に、役割をはっきりさせる。
そしてそれを任せたのなら、奥さんも文句を言わない。
やってもらって当たり前じゃないのはお互い様。「こうしてほしいな」という風に伝え方を工夫する。
男だろうが女だろうが、抑えつければその分その力で反発するもんだし。
だけど家庭内全体を見ているのが奥さんなら、旦那さんに役割を見つけるのは奥さんの仕事のような気がする。
自分で気付け!! は難しいのではないかな。
自分が子どものころお母さんに、「いつも何もしないけどたまには手伝って!」とキレ気味に言われて、……いや別にいいけど何を? で、何でキレてるの? となった覚えがある人もいるだろうし。
家事っていう膨大なタスクの全貌を見抜けというのは、今まで自発的にやってこなかったパートナーであればなかなか難しいと思う。
じゃあどうして自発的にやらないのよ!! という話になるかもしれないのでさようなら。
パートナーとの最適解を話し合って見つけるしかない。
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