アイとマイは双子の姉妹。

「双子」といっても見た目も性格も正反対。

姉・アイはよく学ぶ本の虫で、妹・マイはよく遊ぶギャルだ。

そんな双子の唯一の共通点。

それはお互いを大好きという点だ。

その日、マイは怒っていた。

アイ「どうしたのマイ。ずっとツンツンしてるけど？」

マイ「自分の胸に手を当ててよく考えなさい。」

アイ「冷蔵庫のマイのプリンちゃんと残したし、思い当たることないんだけど。」

マイ「アタシそんな単純じゃない！」

アイ「じゃあどういうこと？」

マイ「今日学校で男の子と楽しそうに話してたじゃん。アイツとどういう関係なの？」

アイ「なんだそういうことか。彼はアタシと一緒に学級委員やってるの。」

マイ「ホントにそれだけ？」

アイ「もちろん。」

マイ「勘違いしてごめんね。」

このあとマイは、ご機嫌でプリンを食べましたとさ。