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比較という呪い

閲覧ありがとうございます。

鈴木ゆうです。


つい先日のお話です。
娘が一緒にお絵描きをしようと誘ってくれたので
2人で好きなキャラクターをiPadに表示させ
模写して遊んでいました。

次はこれね!
その次はこれ!

そんな具合に楽しく遊んでいるものかと思いきや
突然娘の目から大粒の涙がポロリポロリ…


私はびっくりして「どうしたの?」と尋ねました。
お腹や頭が痛いわけでもなく、
別段調子が悪いというわけでもありません。


真っ赤な目をした娘が私の書いた絵と
自分の描いた絵を交互に指さして、
自分の描いた絵が下手くそだと言うのです。

驚きました。
5歳の娘は私と自分の絵を比較して
傷ついていたのです。






比較に関して私には苦い思い出があります。
母がとにかく比較したがる人で、
「Aちゃんは明るくていいわよね〜、見習いなさい」とか「Bちゃんはお母さん想いよね〜羨ましい」とか「Cちゃんはあなたと比べて努力家で頑張り屋さんだわ〜」とか思い出すと気持ち悪くなるくらいたくさんあります。
そりゃそんなにたくさんの人のそれぞれの長所を持ち出されては勝ち目はありません。

トドメの一言で母は「○○ちゃんが子どもだったら良かったのに」と…


でも悪気なんて1ミリもないです。
ただ目の前にいる相手を褒めているだけで。
比較したり言わなくていい言葉を投げかけるけど、普段母親としてやるべき事はしていました。
愛情もあったと思います。
ただ言葉を選べない人です。それは今も。



娘からの思わぬ一言に私は必死で
比べる必要なんてない!と伝えました。
「娘ちゃんはまだ5歳だから手もこんなに小さい、だか鉛筆が上手に持てないけど赤ちゃんの時と比べたらものすごく上手になったんだよ!」


そう伝えて娘が3歳位の時に描いた絵を
引っ張り出して見せました。

「これ見て、この時はまだ顔だけで体は描いてないね、髪の毛も三本だけど今は凄く上手に真似して描けてるね」

だんだん娘の顔に笑顔が戻ってきているのがわかりました。

まだこんなに小さいのに誰かと比較して傷ついてる

その事実が堪らなく苦しく、
この先こうして何回誰かと比較して心が傷ついてしまうのかと考えると締め付けられる思いでした。

「自分が誰かと比べてしまう時や、他の人から比べられてしまうことはあるかもしれない。けどそんなことは気にしなくていいこと。比べる時は前の自分と比べてどうなったかを考えて欲しい」と最後に伝えました。

まだ分からなかったかもしれません。
けどこの先何度でも伝えていこうと思います。

そして私自身比較の呪いを断ち切れるよう、
自分のマインドも大切に生きようと思う今日この頃です。

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