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家事シェア効率を徹底的に考えた:習慣化した家事を改善するためのビジネス視点

私たち夫婦が結婚後、最も熱心に取り組んだのが、家事効率化。忙しいけど、家族になったからには、そのためのゆとりを生み出したいと考えたからです。私は住宅会社にいることもあり、多方面で家事のことを考察するようになりました。そして家事の効率化には、ビジネスにも共通する、3つの視点を意識することが必要だという結論に至りました。

①スキル:調理や掃除などの具体的な方法・技
この能力を極めると…ハウスキーパー、家事代行
②チーム:家族の円滑な運営・協力体制の構築
この能力を極めると…リーダー(管理職)
③環境 :空間配置や家具提案        
この能力を極めると…建築士、整理収納アドバイザー

ビジネス(企業)で必要不可欠な要素ではありますが、一会社員の場合、①〜③全て意識・担当されている人は少ないのでは。家事は、これらバラバラな専門領域を、無意識に少人数(家族)で取り組むことになるので、苦労するのではないでしょうか。

家事は習慣化されていて、不便を受け入れた状態になりがち

家事は、課題そのものに気づきにくいと思っています。自分の生活にあう方法を何気なく習慣としてやっていて、そのまま不便を受け入れている。そうなると見直しすることも面倒で、現状維持という方が多くないでしょうか。(と言う私たちも今尚そういう部分が沢山あると思うのですが・・・)

ただ、この3分野を意識するようになって、自己流の家事とそこで生まれる違和感に気づきやすくなったと思っています。

例えば「①技」だと

お風呂の排水口は汚いし掃除が手間・・・
頻繁にパイプに髪の毛が詰まって掃除しなくちゃいけない

そもそもこの自己流の掃除の仕方が非効率では。

SNSの技を取り入れたら、掃除しやすくなってパイプが詰まらなくなった
(排水口の便利グッズ、蓋そのものを撤去する技を導入。)

例えば「②空間」だと

いつの間にか、夫婦で同時に調理しなくなってしまった・・・。

夫は料理中、私が一緒にやろうとすると
動作がバッティングすることが多くなっているからだ。

引っ越ししたことで、二人で料理するのには不向きなレイアウトになっていた!!
(通路幅、回遊性の無い動線など)

例えば「③チーム」だと

なんとなく、私ばかりが気づいて家事をしてしまっている。

夫は家事をする意向があるのに、気付いてくれない

私が常に先に気付いて指示を出してしまっていた。
夫が家事に主体性を持つ機会を奪っていた。

いかがでしょうか。実は、これらの私たち夫婦の課題、1〜2年ぐらい放置していたものもあります。「これって不便だけど、そんなもんだ」と思っていたからでした。でも、3つの分野を意識することで、違和感に気づき、原因追求がしやすくなったと思っています。

どれも共家事・効率UPに不可欠な要素

ちなみにこの3つの分野、特に共家事をする上で、どれも欠かすことが出来ないのではと思っています。

「①技」がないと・・・
・協力体制があっても、家事そのものに手間がかかってしまう。
・家事そのものに余計な動作が発生してしまい空間が活かされない。
(オフィス空間や機器は整備されているのに、新人さんばかりのような状態。)

「②チーム」がうまくいっていないと・・・
・結局、器用な一人が家事を抱えてモヤモヤしてしまう。
・どんなにみんなが使いやすい空間でも、一人しかやらない状態になってしまう。

「③空間(家具など)」が良い配置でないと・・・
・動線がバッティングしてしまったり、「一人でやった方が速い」状況にも。
・いつも道具を探してしまったり、よく知る相手に聞く状態に陥ったり、無駄な動線が生じてしまう。

いかがでしょうか。他にも家事をこんな視点で捉えると良いよ、という情報があれば教えていただきたいです。

そして、このビジネスにも共通する視点という考え。「家事は苦手だから、仕事一本」という人にも、この捉え方でアプローチすると家事シェアしてもらいやすいかもしれません。

次回から、①〜③で私たちが具体的に試行錯誤していった内容や情報ソースをご紹介していきたいと思います。

おしまい☆




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