札幌場外市場で学ぶセールススキル

関ジャニ∞のlivetour「十五祭」が札幌で開幕するのに合わせて、この3日間札幌に行っておりました、ぬのさんです。

liveは想像以上に楽しくて感動して、叫びまくって、泣きまくりました。風邪を引いていたので、現在天龍源一郎です。特に笑い声がヤバイ。誰も私を笑わせないでほしい。liveのことはまた他で書きます。なんせ熱量がヤバイので。(というか違うアカウント作ろうかな)

2日目の朝、早起きをして”札幌場外市場”へ朝ごはんを食べに。下調べをしない私と友人なので、前日寝る前にググって決めました。

土日祝の地下鉄乗り放題券「ドニチカきっぷ」を購入し、札幌駅から二十四軒駅へ。途中大通駅で乗り換えしてだいたい30分くらいでした。そこから10分ほど歩くと、テレビでよく見る場所が!

三連休中日で人が多いかなと思っていましたが、8時半くらいだったのでゆっくりと見ることができました。びっくりするくらい大きなカニに始まり、ホッケ、鮭、いくら、しじみ、トウモロコシ、メロンなど北海道の名産物が並んでいました。しかもお店ごとにたくさん試食させてくれる。天国のような通りです。
一番驚いたのはカニのおいしさ…。毛ガニ、ズワイガニ、花咲ガニの食べ比べの試食までありました。毛ガニは季節もので身がぎっしり、ズワイガニはうまみが詰まっていて、花咲ガニは身がぷりぷりしていました。食べ比べしないと分からないですね、これは!

今回場外市場で学んだのは同等の商品が並ぶお店の中から、消費者が何を基準に購入を決めるか、についてです。
正直、どのお店も値段や扱っている商品は大差ありません。その中でお客さんは何をきっかけに選ぶのかのヒントを得ることができました。

①とにかく試食をさせまくる
②店員さんのトークでお店前で引き止め、店内へと誘導する
③商品に関する雑学を提供する
④表示価格より値引きできることやおまけがつくことをこそっと伝える
⑤商品を買った後のことを想像させることができる

食品を扱っているので、やはり試食があるとまず人が寄ってきます。もちろん「北海道産」というブランドもあり、実際に食べてみて美味しければ購入につながります。ですが、ただ美味しいだけではウニやイクラに5000円以上払うのはハードルが高いです。
様々なお店が立ち並ぶ中で、まず自分のお店に入ってもらうには、試食を配ることと、お客さんとコミュニケーションを取ることがきっかけとなりますよね。例えば、ある店員のお姉さんは「あ!今日は何かのliveなのー?関ジャニ!私もジャニーズ好きだからわかる!楽しいよね!」と、友達感覚で話していました。ついつい話し込んでしまうような話を振られると主導権を握られますね。
3種類のカニの食べ比べをさせてくれたお店では、他に金沢出身のお客さんもいて、「金沢は最近『加納ガニ』ってブランドで出してるもんね。毛ガニとかこの大きさだったら1万はするけど、うちじゃ6000円切るからね。安いよ」と言っていました。他では昆布の効能を話してくれたり、と雑学も増えます。
そして最後は、「今はおじちゃんしかいないからやりたい放題できるから。メロンも普通2500円くらいだけど、2000円にするよ!実家に送ったら喜ぶし。変にお菓子を買うより喜ばれる。季節のものだからね。今日送ったら明日には着くし、メロンもすぐに食べられるよ。」と。今しかないお得な特別感と実家に送ったあとも想像がしやすかったこともあり、友人は実家にメロンとトウモロコシを送っていました。

ただ人を集めるだけじゃなく、そこに特別感やお得感、自分の希望している用途に対する後押しがぴったりマッチするとすんなり購入するのだな、と学びました。札幌場外市場のみなさんありがとうございました!

本当に美味しかった…また来年もツアーで行きます笑

場外市場での戦利品。
いかにししゃもの卵が詰まってるやつと鮭とば。酒飲みかよ。

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