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「暮らし」と向き合うということ

恥ずかしい話だけど、35歳にして初めて「暮らし」と向き合った。

仕事ばかりしていていた私は、寝に帰るだけの何にもないお家に住んでいた。

インテリアにも雑貨にも興味のない私が買った唯一の家具は中古のソファーくらいで、あとは必要最低限のみだった寂しいお家。

それが今、家族を持って仕事を辞めて、お家で過ごす時間が増えた。

初めての育児に悪戦苦闘するルーティンの毎日。

繰り返し、繰り返しの毎日に何かがモヤモヤして、引っかかって、そんなことが解消されずに少しずつ蓄積される。このモヤモヤはどうすれば解消されるのか、私には皆目わからなかった。

そんなある日、たまたま目にした「北欧、暮らしの道具店」のサイト。

今までも知ってはいたのだけれど、なんせ「暮らし」に興味がなかった私はろくにサイトを読むこともなかった。

その時気づいた。私、生活を大事にしていなかったし、良くしようともしていなかった。その暮らしにフィットするものがここにはあるのかもしれない。今まで必要としていなかったからどうしたらお家で過ごしやすくできるのか気づかなかった。

好きな食器や雑貨で「いつもの当たり前」が少しワクワクする。香りで気分がリフレッシュしたり、心が安らいだりする。

それってすごく些細なことかもしれないけれど、小さな「それ」が自分の生活にフィットすればするほどいつもの毎日が少しずつご機嫌になっていく。自分だけじゃない。家族にも子供にも、そんな居心地がいいお家であって欲しい。

毎日の「暮らし」を特別にする必要はない。変わらない毎日を素敵なものにする、安らげるものにする、その心がけのうちの一つが生活にフィットした雑貨達だった。自分を喜ばせる料理やコスメも、季節のお花を飾ったり、たまにはホームシアターを楽しんだり、身体にいい習慣を作ったり、、、。「暮らし」って大切につくっていくものなんだってやっと気づいた。

え?皆知ってたりして。。

私はすごい発見をした気持ちでいるけど…

これからお家時間が多いし、子供にもお家が好きになって欲しいから「暮らし」と今から向き合っていきたいと思っている。考えただけで、あのモヤモヤはもうどこかに消えてしまって、今は楽しみでしかない。そんな単純な私。



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