人生の分岐点に立ってみて
最近、一緒に働きませんかというお誘いがあった。
正直、びっくりした。
きっかけは、最近書いた記事。
たくさんの人に読まれ、すごく評価された。
それを起点にして、なんだかいろんな人に注目された。
その記事は、少しヒリヒリするような自分の葛藤を書いたものだった。
自分で書いておきながら、読み返すのに勇気がいるような文章だ。
でも、それを読んで泣きましたと感想をくれた人がいた。
驚いたし、胸が熱くなった。
こんな気持ちは久しぶりだ。
会ったこともないその人の気持ちをここまで動かすとは。
私にとって、ものを書くことは本当に本当に大事だ。
これがやりたかった。
ずっと、ものが書ける人に憧れてきた。
心から羨ましかった。
でもずっと書けなかった。
しかし、人生が酸いも甘いもたくさん吸い込んで膨らんできた、20代中盤。
やっと筆に思いや考えが乗るようになってきた。
大人になって苦しいことも増えたけど、その分表現する手段も増えた。
自分の中と外が循環していく。
その流れを作っているのが言葉だ。
人生の分岐点に立って、私は何を選ぶか。
それもまた人生を膨らませてくれる一つの要素だろう。
それを楽しみに、私は明日も生きる。
《おわり》
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