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どうして、そんなにも怖いのだろうか? 前世か前前前世、カエルだったのかな?

僕はハチが怖い。
スズメバチなんかは、テレビの映像でも怖い。

顔は、凶暴さをハッキリと現わしているし、口の動きが不気味すぎる。
気持ち悪すぎて、ちゃんと見たことさえ無い。

時々、テレビでスズメバチの巣を駆除したりしているが、僕は、怖くて凝視できない。必ず、少し、視線をズラしてしまう。
怖いもの見たさと言うが、なぜかズラした視線がTVに戻り、スズメバチの顔のドアップを見てしまうことが、しょっちゅうある。

すると胸が、モヤッと気持ち悪くなる。

僕が、異常なまでに蜂を怖れるのには、キッカケがあった。
9歳か10歳のときに、ミツバチに鼻の頭を刺されたのだ。

庭で遊んでいて、顔に鋭く「ズキン!」と、痛みを感じた。
視線に動くものがあった。
目を、寄り目にしてピントを合わせると、そこには蜂のオシリがあるではないか。

ミツバチは、僕の鼻の頭を、オシリの針で刺していた。
さらには、オシリを、「ビビビビビ…」と振るわせてもいた。

たぶん、飛び去りたいが針が刺さって抜けず飛び去れない、という状況だったと思う。

「ワッ!」と声を上げて、顔の前を手で払う。

ハッキリと憶えてはいないが、確か、僕の鼻の頭には、ミツバチの針だけが残ったはず。 
いずれにせよ、これを機に、僕は、蜂が大の苦手となった。


僕は、蜂嫌いのせいで、1度、死にかけたこともある。

20歳の頃、僕らはドライブを楽しんでいた。友達が2~3人乗っていた。
僕の車、430セドリックでのドライブで、その時ハンドルを握っていたのは僕だった。

「あ、蜂だ」と、誰かが呑気な声で言った。

僕は、軽くパニックになった。
蜂が怖くて、運転に集中なんかできやしない。

路肩に車を停めるという、ごく簡単な対処法さえも思いつかなかった。

チク、痛て、ドガン!

という事故映像が脳内に浮かんだ。

この後、どうなったか。
どうしたのか。
僕には、全く記憶が無い。

よく、事故にならなかったものだ。


🍀🦖🍀🦖🍀

妻のゆかりちゃんは、蛇が大嫌いだ。
僕の【蜂嫌い】の、10倍~20倍、大嫌いだ。


春日井市には落合公園という、まあまあ大きい公園がある。
公園内を、2人で散歩した。

遊歩道を歩く。
芝生にレジャーシートを敷いて、サンドイッチを食べている人もいた。
芝生のエリアは、立入禁止ではない。

芝生エリアを歩いていたなら、数歩後ろのゆかりちゃんが悲鳴を上げた。

「ギャー!」と。

ゆかりちゃんの身体は、ブルブルと震えていた。
僕は聞いた。

「どうした!」と。

「ヘビ!」

「どこに!」

「これ」


ゆかりちゃんが指さしたのは、『ヘビに注意』という看板。
A4サイズの用紙がパウチされて、何かで芝に刺さっていた。


「へ?
 まさか、文字に悲鳴を上げたの?」

「そうよ。だって怖いもん。
 いるかも知れないやん!」


文字に悲鳴を上げるって、かなり珍しいと思った。

蛇口(じゃぐち)

という文字も怖いのか、いつか確かめてみるか、と思った。







おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1469話です
※僕は、ゆかりちゃんが大好きです

PS. 僕のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。


読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。
恋愛とは、若者だけのものではありません。

人生100年時代。
40代、50代、60代、70代でも、恋愛って必要です。(僕の主観です)
そばにいるパートナーは、誰にだって必要ですよ。(僕の感想です)

「考え方」ですから、若者だけでなく中年にも参考になります。
もちろん若い男性には、モロ、参考になります。

女性にも参考になります。
【男の思考】が詳しく書かれていますから。
「男性って、そんな考え方をするんだぁ」と、きっと参考になります。

ご一読いただけたら幸いです。















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