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海外に来てやっぱり日本最高じゃん、と気付いた話

イギリスに来て3ヶ月が経ちました。
友達と話していて気付いた日本の良いところ・悪いところについて書きたいと思います。


日本のここがいい!

①治安がいい

日本はよく「治安がいい」と言われるので当たり前じゃないかと思う方もいるかもしれません。

22年間日本に住んでいて治安の良さを実感する場面は私にはあまりありませんでしたが、世界平和指数(経済平和研究所(IEP)によって作成された世界の平和を示す世界の主要な尺度)では日本は世界第9位です。
ちなみにアメリカは131位でした。

私が住んでいる都市は治安がいいと言われている場所なので特に問題はないでのですが、旅行中に行ったイタリアやフランスでは夜中の女性の一人歩きは避けるべきだと言われていてかなり警戒をして過ごしました。

日本にいたときは夜中にコンビニに行きたくなって寝巻きのまま外出する、ということがしばしばあったのですが、それは日本だからこそできることなのだと感じました。女性が夜中に出歩るけたり、露出したまま外出できるのは治安がいい証拠だと気づきました。

②便利

この便利というのは、必要なものが欲しい時にいつでも手に入る環境であるという意味です。
24時間営業のコンビニエンスストアに行けばおにぎりやお菓子、生活用品から文房具までなんでも揃えることができます。

これは本当にすごいことです!

私がイギリスに来て1番恋しくなったのは日本のコンビニでした(笑)
イギリスも欲しいものは比較的手に入れやすい環境だとは思いますが、24時間営業のお店は見たことがないですし、コンビニエンスストアなんてものはありません。

③飲食店が安くて美味しい

日本の飲食店は世界最高水準だと思っています。
その理由は競争が激しいからでは?と予想しています。

あまり知られていないのですが、世界で最もレストランの数が多い都市は東京だと言われています。意外ですよね?
他の人口が多く、広大な土地のある都市を抑え世界で1位だと知った時はかなり驚きました!飲食店間の競争が激しい分、価格を下げ、クオリティを上げる圧力がかかっているため、日本の飲食店は安くて美味しいを実現できているのではないでしょうか。

ヨーロッパでは物価が高いのもありますが、日本と比べるとサービスの質が悪い割にサービスチャージやチップなどで金額が増えがちです。
私が住んでいるイギリスでは外食をするとお金がかかるので基本自炊で済ませるようにしていました。
美味しいご飯が安く食べられるのは本当に幸せなことだと思います。

日本のここはダメ

①人の目を気にする

私は日本ではファッションや体型への周りの目が気になるあまり、少しでも太るとダイエットしなければ!と思っていました。
しかし、イギリスに来てからは、イギリス人は他人のスタイルやファッションをあまり気にしていないので、自分が好きなものを食べて好きな服を着ればいいじゃんと考えられるようになり気が楽になりました。

日本のこの他人の目を気にするのは島国特有の同調圧力が根強いからではないかと思っています。
島国では意見があわない人がいても逃げ場がありません。限られたスペースの中で異なる意見を持つ人々が快適に暮らすためには、すべての人が他人を配慮して生きるしかありません。
もしその集団の中で和を乱すような人がいれば白い目で見られるのは集団としての防衛本能のようなものが働いている証拠ではないでしょうか。

そのため、よく言えば「協調的」「規律的」ですが、悪く言えば「同調圧力が強い」「他人軸」「流されやすい」という風に捉えられるのだと思います。

②競争が激しい

ここでの競争、とは受験競争を指しています。
受験競争の激しさは日本だけに限らず、中国や韓国などの友達にも聞いた上で東アジア全体の傾向ではないかと思っています。

韓国の友人は大学受験のために全寮制の高校に進学し、朝7:00に起きて学校に行き夜22:00まで補修を受ける生活をしていたと教えてくれました。
その後さらに塾にも通っていたというので驚きました。

東アジアの国では高学歴=高収入という観念が他のヨーロッパ諸国に比べて根強く、受験に合格するために詰め込み型の受験勉強をさせる印象があります。塾などの学校外での教育サービスも普及しているのも特徴的だと思います。

私自身も大学入試のために高校3年間と浪人1年間必死で勉強したのですが、なぜ頑張れたのか正直自分でもわからないです。でもそうする以外の選択肢がなかった、というのが答えな気がしていて、東アジアの闇を感じました(?)

③相対的貧困率が高い

日本は相対的貧困ランキングが11位です。
これは先進国の中で最も高く、アメリカよりも高いです。

相対的貧困率とは、国や地域の中での経済格差を測る代表的な指標のひとつで、所得が集団の中央値の半分にあたる貧困線に届かない人の割合を指します。
つまり国の経済成長率やGDPにかかわらず、国内の中で格差がどの程度あるかということです。日本は戦後、世界で唯一中間層を引き上げることで格差を拡大させずに国を発展させることに成功させた国だと認識していたので、私にとってこのデータは衝撃的でした。

ヨーロッパ旅行をしていてホームレスをたくさん見てきたので、貧困問題の深刻さを実感していたのですが、実は日本にも見えない格差が存在しているのです。東京一極集中が進む中で地方都市間の格差や、東京内での隠れた貧困など問題は山積みです。

結果、やっぱり日本っていい国だと思う

日本の欧米信仰

日本はものすごくアメリカ信仰が強い国だと感じます。
菊池風磨さんが言っていた「『世界、世界』と言うけど、お前らの言う世界って、結局アメリカじゃねぇかって最近思うんですよ。」という発言に、
私はすごく共感できました。
日本はアメリカに占領された歴史があり、アメリカからの干渉は避けては通れない中で発展してきたので「世界=アメリカ」という認識は実際に強いと思います。

それにしても、アメリカよりも圧倒的に長い歴史や伝統を持っているにもかかわらず、自文化への自信のなさ?はさすが謙虚な日本人だな、と感じます(良くも悪くも)

ヨーロッパにおいても同様です。
ヨーロッパ旅行をした際に、美術館や博物館でたくさんの日本美術・芸術の展示があることに驚きました。(中国や韓国の美術品とともに展示されてる場合が多いけど)
それだけ世界で東アジアの文化の影響力は大きかったということを実感しました。しかし、日本人は日本文化よりも西洋文化や芸術に憧れを持つ傾向が強い気がします。
実際明治維新だって西洋の模倣で近代化を実現できたわけで、欧米諸国への憧れはかなり強固ではないでしょうか。

日本はもっと自信もっていいはず!!

海外に来てから、日本の伝統や文化、戦後の発展、治安の良さ、住む上での快適さなど日本が誇れるところにたくさん気づく事ができました。
留学する前は日本を出て海外に住むことを見据えていましたが、日本の良さに気づいてから住むなら日本がNo.1だと思っています(笑)

海外に出なければ気づけなかった日本の良さを知れたのも、海外に出て良かったと思うことのひとつです。
日本人は海外にでて日本にもっと自信を持つべきなのかもしれません。

そして、日本の良さに気付いたからこそ、日本が現在直面している問題に取り組みたいという思いが増しました。
大好きな国だからこそ、日本で住む人が一人残らず全員幸せになれるようにするにはどうしたらいいんだろう!と考えたくなりました。

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