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半信半疑のPORTRA400が大好きになった日/#349

フィルムで写真を撮り始めた頃は選択肢が多くて、どれが自分に合っているのか雲を掴むような感覚だった。ネットで検索すると比較サイトが目に入るが、自分の作風と異なったりラボによって色味が変わるなどするため参考になうようでならない。

「すごく良い写りをするフィルム」として多くの人からオススメされたKodak PORTRA400。当時からひとつ頭出て高価なフィルムだったため躊躇する自分がいた。

正直なところまだ自分が好きな雰囲気や色味についてすら理解できていない状態で、良いの悪いも分からない状況だった。とは言え多くの人が進める理由は何だろうと気になり購入することに。

どんな写りなのかとワクワクしながら撮影していた頃を今でも鮮明に思い出す。そして、仕上がった写真を見た時の衝撃は今でも忘れない。今まで使っていたフィルムとは明らかに違う何か。それを言語化できるほどの知識も無いけれど、他とは違って、純粋に「良い」と思うことができた。

そんなPORTRA400で毎日撮り続けた2021年は自分にとって、贅沢かつ大切な時間となった。今でも愛用し続けているPORTRA400は中判フィルムでも使っている。今も昔も変わらない大好きなフィルム。


 SUBARU(マカベ スバル)
鳥取県在住 / なにげない日常をテーマに写真を撮っている / 出張撮影 / 写真イベント企画  / 鳥取のPR活動も行なっている。

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