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園選びのヒント(保育者または目指す方向け)

色々なスタイルの園が増えてきている今、園選びに苦戦している方も多いのではないでしょうか?私は…と振り返ると、園選びには苦労しませんでした。それは、選択肢が少なかったとかそういうことよりも自分にとって何を優先するかが明確だったからだと思います。自分の価値観(大切にしたいこと)とも向き合うチャンスだと思うので悩めるだけ悩んで考えて決断することは大切なことだと感じます。ですが、様々な形態の保育(街中にある中規模の保育園(定員130名くらい)、自然との関わりを大切にする保育園・幼稚園、小規模の保育園、託児預り)の経験が読んでくださる方のヒントになれば、と思うので参考になりそうなことを書いてみますね!
《園選びで大切にしてきたこと》について、と《それぞれの園で感じた事》に分けていきます。

《園選びで大切にしたいこと》 

①優先することを明確にする。


自分の優先順位に沿って園選びをすると、いくら働いてみないとわからないとは言えども不満を持ちにくくはなると思います。自身の思いを全て満たす園を探すのは難しいとは思いますが、優先したいことの上位2~3個に沿って園選びをしていくことがおすすめです。私の場合は、食育活動を積極的にしていること(給食にこだわっている)と通勤時間を優先しました。②にも繋がりますが、直接見学した際の雰囲気は決め手に◎その後に給与や福利厚生なども見たかな…と。

②直接足を運ぶことに勝るものなし!

見学は皆さんされているかもしれませんが、工程としてなんとなく見学しないこと!が大切。自分の貴重な時間を使って見学にいくわけですから有意義な時間にしてくださいね♪今の観点から大切に思うことをお伝えします。

園の雰囲気(先生や園舎含む)に居心地の良さを感じられるか。
これは感覚的なものでもいいと思います。直感で「いいなぁ、働いてみたい!」と思えたら一番^^
入職したら、日々通う場所になります。魅力に感じることも一つなのですが、「そこに居る自分が想像できる」ということは大切にしています。見学の際先生方が積極的に挨拶をする、子どもとの関わり(指示や声掛けが多すぎない、子どもが好きな遊びを楽しめている)、保育室が整っている(換気されている、植物が元気、玩具収納、水回り)も見ておくことをおすすめします。そのような面からも子どもの環境づくりを意識しているかが垣間見えると思います。(もちろん見学のタイミングによっては整っていないこともあると思います、選択のヒントの一つです。)

・積極的に質問する。
例えば食育活動といっても園によっては行っている活動の幅が違います。パンフレットやホームページではわからないところは積極的に聞くと入職してからの「こんなはずじゃなかった」が避けられます。具体的に行っている内容を聞くことも一つですし、勇気を出して「こういう活動をやりたいと思うのですが、園でもやっていますか?または、これからできますか?」と聞いてみるのもいいと思います。

・お手洗いが清潔。
ここ意外と大切です。お手洗いって無意識領域。笑
見学前に掃除されているということは多いと思いますが、きれいに使用されているかどうかはなんとなくわかるはずです。
以前後輩に「就職する決め手は?」と聞いたところ「トイレが綺麗なところです。」と言っていて、納得しました。ちょっとひとりでほっとしたい場所でもありますしね。ぜひお借りすることをおすすめします♪

③希望を伝えてみる

これは正規ではない働き方を希望する方に多く当てはまると思いますが、
園の要求全てに合わせようとしなくていいです。自分のライフスタイルに支障がなければ問題ないですが、我慢や無理が多いなら一度立ち止まって考えてみる。もう一度優先することを出してみてください。
勇気は必要かもしれませんが、案外伝えてみると考慮してくれることが多いんだとわかります。正規ではない働き方の時ですが、休み方や働き方の希望を尊重してもらって気持ちよく働くことができましたよ。

《自分に合うスタイルの園選び》

※私の意見なので参考程度に見ていただけると幸いです。

・中規模以上の園

たくさんの子ども・職員と関われること、行事など幅広い経験が出来ること、にあります。一人の先輩の保育に強く影響を受けることなく、「いいな」と思うところを多くの先生から学ぶことができます。一人ひとりの学びや遊びを大切にすることと、みんなでひとつの活動をすることを学べることも◎散歩や、イベントなども多く行うことが多いので、忙しい反面経験に繋がります。

・自然保育

自由に遊ぶ、子ども自身で考えて活動を決めるというところが多いと思うので、同様に保育者の自分で考える力や知識、子どもを見守る力を養うことが大切です。(入職してから学んでいきます)
最近増えてきたスタイルですが、自由と放任を混同しないことが課題とも聞きます。子どもが自分の好きな遊びを楽しんだり、見つけられるようなサポートは大切です。
私の場合ですが、日常的に海や山へ出かける園だったので、健康管理と体力は必須でした。けれど、日々自然の中に身を置ける環境は子どもたちだけではなく大人にとっても得られるものが大きいです。また、自然について学ぶ時間も多かったので生きる上での学びが大きいと思います。

・小規模園

ひとりひとりにゆっくりと関われることが良さだと思います。家庭のような保育です。規模の大きい保育園とは反対に、子どもが少ない分職員も少ないので、保育の考えの偏りが生まれやすいとは感じました。ですが、私が勤務した園では定期的に提携している園で集まり研修を行っているとのことでした。0~2歳まで、のようなところも多いので乳児と関わりたい方にも◎

最後に。

経験の中で良かったと思うことは、まず最初に規模の大きい園に勤めたことです。規模が大きい分、体力的にも精神的にも大変なことは少なからずありますが、その経験があったからこそ自然保育や小規模保育で勤めた時に活かすことができました。最近は、「行事の必要性」を問われることがありますが、経験したからこそわかるメリット・デメリットも感じます。そのうえで決断できるので、自分の経験の幅を広げてみることはおすすめです◎
ただ前述したように自分の優先順位を大切にすることです。託児預り、ベビーシッター、学童保育など園以外にも子どもと関わる場所はあります。可能性を広げながら、自分に合った働き方が出来ることが一番ですよね^^

園選びの話をしましたが、置かれた環境に寄りかかるのではなく、自分で園の環境を作っていくという意識で行動していくと園に対する思いや感覚も変わっていくはずです♪
もちろん合わなかったら辞めていい♪を前提に^^

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

今日も素敵な一日になりますように♡


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