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親の役割ってなんだろう?

友人たちと話していたときに、昔は女性は自分のことを考えたり自分のために動けることが少なかったよね、という話から、今でも子供がいる場合は自分のこと考えられないよね、とか、親って何をするものなんだろうね?って話になって。
それぞれの親の話が出たり、親としてはどうしてるの?と聞かれてうちの場合の話をしたりしていた。

私は、子供をひとりで生きていけるようにするのが親の仕事だと思ってやってきたけど、親はどうあるべきなのか何をすべきなのかとかって、ほんと人によっていろいろだと思う。

子供が困らないように、失敗したり人に迷惑かけたりしないように、親が管理して問題ないようにするものだ、と考える人もいる。
私の両親がそういうタイプだった。

子供がそのときに困らないように、という意図だと後からはそう思えるけど、きっちり管理したりチェックしたりするし、自由にできる範囲は狭くて、子供が何をしているか把握できるようにしようとし、大人がやればいい子供は知らなくていいとか勝手な基準で決められて知らされていなかったりすることもある。
それはそれで、めんどうなことを避けられることもあって便利な部分はあったのだけど、窮屈ではあって(すごく反抗したし喧嘩もしたし)ずっと自由がほしかったし、結果的に困ったことも多かったと思っている。

自分が困ったから、同じことを繰り返したくないと思って、結構真逆の方針で考えているのもあると思う。
私はお金の管理とか手続きとかほんと苦手で、最低限はできるようになっていたらよかったと思うし、できないことわからないことでもとりあえず自分で決めて試してみるってできるのがいいと思う。

両親はお金の話をするのをすごくいやがっていたりしていたし、一応お小遣い帳はつけるように言われたりもしたけど、お小遣いはすごく少なくて基本親が必要なものを買う方針だったので、あまりお金の管理とかしないまま社会人になった。

手続きとかも、大学に行ってひとり暮らしするときでも、住むところも家具とかもさっさと両親がほぼほぼ決めてしまったりして、途中で自分で決めたところに引っ越しするときも、勝手に決めたことをいい顔されなかった。(細かく確認した上で許可はくれたけど。)

書類書いたりするのも苦手なまま、保険とかもよくわからないまま、社会人になって、いざひとりでやらないといけなくなってめちゃくちゃ困った。
料理とかは好きでちょこちょこやってたから(主にお菓子づくりだけど)そんなに困らないけど、それ以外あまり自活できる状態じゃなかった。



だから、子供を産んだとき、この子たちは大人になっても困らないように、自分のことができるようにと思ったし。
その後離婚してワンオペになったから余計に、勉強させるとかそんなことより生きるのが最優先と思ったし、私が倒れても死んでも生きてもらうためのスキルが1番大事だと思った。
庇護しまくって大事にして、その庇護下でしか生きられないようになってしまっては困ると思ったし、だから余計に自分で考えたり調べたり試したりして、失敗したりするのを、庇護下でフォローできる状況のうちにやって慣れてもらうのがいいと思った。

人それぞれ価値観も違うし、環境も状況も条件も違うから、何が正しいとかは言えないけど。
親は基本は子供より先にいなくなるし、いつかどこかのタイミングでは子供が自立するときがくるのだから、親だけでないけど大人たちが、子供たちが自立しやすくしていけるのがいいんじゃないかと思っている。

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