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絶望した時こそ、本を読めばいい

自分で自分のことを、認められない。

どう頑張っても、好きになれない。

どうしようもなくそう思ってしまう時って、ありませんか?

理想の自分があって。少しでも近づきたくて努力してみるけど、そう上手くはいかないもの。

そんな"どん底モード"の時、いつもお世話になっているのが三宅香帆さんの本です。

今日ご紹介するのは『人生を狂わす名著50』です📖

三宅さんが考える「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」という名著が、惜しみもなく紹介されている一冊です!

どうにもならない人生をちゃんと動かしてくれる

三宅さんの本との向き合い方には、いつもハッとさせられます。

本書では、特にこの言葉が大好き。

もうやだって泣きたいときとか、この先一生楽しいことないんじゃないかって絶望したとき、本を読めばいいんです。
本はどうにもならないあなたの人生をちゃんと動かしてくれます(時には狂わせてきますけどね!)。

人生を狂わす名著50

ついつい「〇〇であるべき」と考え方が凝り固まってしまう時も、作品を通じて「△△の考え方もアリかも」と視野が広がる瞬間があって。

「どうにもならない!」と壁にぶつかる時、前への進み方のヒントを教えてくれるのが読書なのかなと思うのです。

自分の人生を動かすのは、自分しかいない

生きていくことは、決断し続けることでもあると思うんですよね。

複数の選択肢がある時、何を選んで、何を選ばないかを決めていく。

時に、その選択によって相当なダメージを受ける場合もあります。

心底つらいときしんどいときあるいは何かを選ばなきゃいけないとき、たいてい、他人はそばにいないじゃないですか。
たとえ他人が支えてくれたとしても、「そこ」で自分の人生を動かすのは自分しかいないし。
だけど、「本」は、ほとんど唯一「そこ」にいてくれる他人なんですよ。

人生を狂わす名著50

決断を逃げたくなる時があっても、決められるのは自分だけ。

そんな時、本に頼ってみるのは意外と大切なことなのかもしれません。

北原先生と『春に翔ぶ』

自分の中で、2023年を代表する本となりそうな予感がしている、凪良ゆうさん『汝、星のごとく』📖

私は、この物語に登場する北原先生が大好きで。

最近、そんな北原先生のアナザーストーリーが描かれた『春に翔ぶ』を読みました。

この物語では、北原先生のある決断が描かれています。

北原先生が、初めて自分の意志で自分の生きる道を選んだ姿は、とても痛々しくて。

だけど、とても生き生きとしていました。

どんなに周りから心ない言葉をかけられても、自分で選ぶことと真っすぐ向き合っている北原先生の姿に勇気をもらった気がしたのです。

物語の中で、戦い方を教えてくれる

『春に翔ぶ』の北原先生の姿は、三宅さんのこの言葉とリンクしました📝

時には、本っていう神様が、「だいじょーぶ、もっとキツイことしてる人はたくさんいる!」とか「こう戦えばいいんだよ!」とか教えてくれる。
「ほら、こっち来なよ」って誘ってくれたりする。

人生を狂わす名著50

北原先生は、物語の中で「こう戦えばいいんだよ!」と教えてくれていたのかもしれません。

そう考えると、理想の自分とのギャップは「まだまだ、こんなに伸びしろがある!」ということなのかも、と思えてきて。

またしても、本にどん底の自分を救ってもらったことに気付かされました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます🍀

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