見出し画像

コミュニケーションには「高さ」がある

今朝ご紹介する本は、松永光弘さん『伝え方――伝えたいことを、伝えてはいけない。』です📖

こちらは伝えたつもりでも、なぜ、相手から「結局、何が言いたいかわからない」と言われるのか…?

”伝わらない悩み”の解決のヒントを教えてくれる1冊です。


伝え手である自分と受け手との「高さの関係性」

最も印象的だったのは、こちらのお話です💡

✔コミュニケーションには「高さ」がある

「高さ」とは何かというと、伝え手と受け手とのあいだの「意識のうえでの上下関係のこと」だそうです。

何かを伝えるときは、伝え手である自分と受け手との「高さの関係性」を意識しておくことが大切、と松永さん。

 高さの種類は、大きく3つです📝

①上意下達型:伝え手が上で、受け手が下
(例)経営者ならアートを学びなさい
②下位上達型:伝え手が下で、受け手が上
(例)経営者ならアートを学ばれてはいかがでしょうか
③対等型:伝え手と受け手が同じ高さ
(例)経営者ならアートを学んだほうがいい

伝え方

高いところに話題を置いて、一緒に見上げる

一方で、言葉の表現によっては、こちらは「対等のつもり」でも、意図せず受け手が「見下している」と感じることもあります。

また、受け手が不特定多数のときは、さまざまな立場の人たちへ一度に伝えることも。

そんな時の対処法として、松永さんは「人」ではなく「話題を置く高さ」を変えることを提案しています。

④共望型:伝え手と受け手の間、高いところに話題を置く
⇒伝え手+受け手が一緒に見上げるイメージ
(例)経営者にはいま、アートの感覚が必要だといわれています。

伝え方

共望型の伝え方を選ぶことで、上位者に無礼と思われたり、下位者に卑屈と思われたり、対等な相手に妙な違和感をもたれることもなく、話を受け入れてもらいやすくなるのだそうです💡

相手を思いやる伝え方

相手を思いやる伝え方は、いくらでも工夫できます。

受け取る側の立場に立ったコミュニケーションについて、改めて考えさせられた1冊でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございます🍀

この記事が参加している募集

読書感想文

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?