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良いところは、言葉で伝える

自分は伝えているつもりでも、相手には伝わっていないこともある。

最近、そう感じることが多くて、大好きな東畑開人さんの本を手に取りました。

『心はどこへ消えた?』です📖

無理せず受け止められる言葉がつまっているのが、臨床心理士・東畑さんの本の好きな所💡

心が折れている時、いつも深呼吸するきっかけをもらってきました。

今回は、本書で特に印象に残った「よく見てくれている」のエピソードをご紹介します📝

よく見てくれている

私たちは普段、自分の悪いところを隠して生きている。
・・・
良いところも隠している。というか、自分の良い部分を良いものだとはなかなか思えないから、人には言えないところに置いている。そして、自分でもその存在を忘れてしまう。
それがあるとき、発見される。よく見てくれている人には、見えるのだ。
・・・
そして、「見えている」と伝えられると、自分でも実感できる。

心はどこへ消えた?

最近、他者とのコミュニケーションで、指摘を受けることが多くて。

まるで、自分が否定されているような気持ちになることが多くなっていました。

だけど、伝えてくれているのは、よく「見てくれている」から。

その瞬間は心が折れてしまうけど、時間が経って、そのありがたみに気付くことができるといいなと思いました。

率直に伝えてみよう

「見てくれている」について、東畑さんはこんなことも述べています。

「見てくれている」これが貴重なのだ。
それは幼い頃には比較的簡単に手に入ったけど、大人になった今ではめったに手に入らないものだ。
・・・
だから、もし他者のいいところを偶然見かけてしまったら、率直に伝えると良い。それは幸福な瞬間なのだ。

心はどこへ消えた?

最近の自分は、「いいな」と思うだけで止まっていた気が。

「いいな」を相手に伝える機会が、少なくなっていたことに気付かされました。

言葉にして伝えても、相手に伝わらない時もあります。

だけど、言葉にすることをやめたら、伝わるものも伝わらないのだと改めて考えさせられました。

大切なのは、自分がどう感じたか

最後に、伝え方について💡

鈴木義幸さん『新 コーチングが人を活かす』の中では、こんな話が出てきます。

相手を評価するのではなく、自分がどう感じたかをほめ言葉にする

「いいな」と思ったことを伝える時、「上から目線になっていないかな?」と心配になることはありませんか?

そんな時は、「you」ではなく「I」の立場で伝えてみよう!とのこと。

例えば、相手に「すごいね!」と伝えたい時は、自分が感じたことも一緒に伝えてみましょう。

「~だから、私は嬉しかった」といったように。

あくまでも、自分がどう感じたか「I」の立場で伝えることで、相手も受け取りやすくなるかもしれませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

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