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ほんとうのしあわせのジャマをしていたのは。


最近、よく同じような夢を見る。


どんな夢かというと、

母校の小学校で遊んだり、

当時のアパートで暮らしている夢。


どうして、こんな夢ばかり見るのかなと考えてみたら、おそらく、

わたしが人生で楽しい

と感じていた時代だからだ。


そして、最近、この日々が取り戻せている。

赤ちゃんのおかげで。


小学校時代、わたしは友達がまったくいなかった。

一緒に遊んでくれる子はいたけれど、距離があって、仲良しとは言えなかった。

休み時間の度に、図書館に行って、好きな本を読んだ。

帰宅後は弟とたくさん遊んだ。

夕方はアニメを見て、

寝る前は、母と漫画を読んだ。


3DKの狭い住宅だったけれど、

自分の部屋もない、弟と四畳半の部屋で過ごし、寝るときは家族川の字だったけれど、

わたしにとっては最高の居場所と

最高の思い出だったのだ。


わたしの心は、

ずっとその時の思い出を求めて彷徨っていた。


旅行に行くこともない、

友達と遊ぶこともない、

それでも幸せな毎日。


そのことに気がつかずに、

お金を稼げるようになったら、とか

やりたいことをみつけられたら、とか

好きな人ができたら、とか

まったく自分の求めている幸せと違う幸せを求めようとしていたのだ。


わたしは

ちょっぴり働いて、

大切な人と、のんびり、好きなことをささやかに楽しむ生活を

ずっとずっと求めていたのだ。


体調は悪いけれど、

その生活が今、ちょっぴりだけど、できている。

赤ちゃんのおかげで。


赤ちゃんのおかげで気がつくことができた。

わたしの幸せは、ずっと、いつでも手に入れられるってこと。

わたしの幸せは、全然、難しくなかった。

難しくしていたのは、自分だったってこと。

本当の幸せの邪魔をしていたのは、自分自身だったんだ。


できることが増えると、

もっと、もっと、と欲張りになってしまう。

そして、どんどん疲れてしまう。


自分の本当の幸せは何か、

見失いたくないな。


牧 真姫子🍙またにてぃ(@makicome1986

数多ある文章の海から、 みつけてくれて、ありがとうございます。 現在、不定期更新・お休み中です。 鹿児島から愛を届けています。