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私はいかにして戦士となったか "How I Become a Warrior" by Jeff Foster

IFS (Internal Family System:内的家族システム)に関連する情報をウェブサイトに探していたときに見つけた英語のサイトで、Jeff Fosterの "How I Become a Warrior" という詩が紹介されていました。彼自身がfacebookでシェアしているリンクはこちらです。自分なりの訳をつけてみましたので、ここにシェアします。


私はいかにして戦士となったか

かつて私は怖れから逃げた
すると怖れは私を支配した。
怖れを新生児のように抱きしめることを学ぶまでは。
怖れに耳を傾けよ しかし屈することなく。
怖れを敬え しかし拝めることなく。
すると、怖れはもはや私を止められなかった。
私は勇気をもって嵐の中を歩いた。
私にはまだ怖れがある
しかし、怖れは私を捕らえはしない。

かつて私は、自分が何者であるかを恥じていた。
私は心の中に恥を招き入れた。
私はそれを燃やした。
恥は私にこう言った。
「私はただあなたの無防備さを守ろうとしているだけだ」
私は恥に心からの感謝をして、人生に足を踏み入れた。
恥じてはいない、恥は恋人として共にある。

かつて、私には
こころの奥底に埋もれている悲しみがあった。
私はそれを誘い出して遊んだ。
私は大海を泣いた。涙管はカラカラに乾いた。
そして、そこに喜びを見つけた。
私の悲しみの中核に。
私に愛し方を教えてくれたのは
胸を張り裂く悲しみだったのだ。

かつて、私は不安を抱えていた。
止まらない考え。
黙っていられない思考。
だから私はそれらを沈黙させようとするのをやめた。
そして私は考えから抜け出し
大地の中に
泥の中に入った。
木のように、揺るぎなく、安全に
強く抱きしめられるところに。

かつて、怒りがこころの奥底で燃えあがった。
私はそれを自分の光の中へと招いた。
その衝撃的な力を感じた。
心臓が高鳴り、血が沸騰するにまかせた。
ついに怒りの声に耳を傾けた。
そしてそれは叫んだ「今こそ自分自身を激しく敬え!」
「情熱をもって真実を語れ!」
「ノーと言いたい時にはノーと言うんだ!」
「勇気をもって自分の道を歩め!」
「誰にも代弁させるな!」
怒りは正直な友人になった。
真実のガイド。
美しい野生児。

かつて、孤独が深く切り裂いた。
私は気を紛らわせ、麻痺させようとした。
人や場所や物に駆け寄った。
「幸せ」なふりさえもした。
しかし、やがて走ることもできなくなった。
そして私は孤独の中心へと転がり落ちた。
そして私は死に、そして生まれ変わった。
極上の孤独と静寂の中に。
それは私を万物と結びつけていた。
だから私は孤独ではなかった。
私の心は 他のすべての心とひとつになった。

かつて私は難しい感情から逃げていた。
今、それらは私の助言者であり、親友であり、友人である。
そして、それらはすべて私の中に居場所を持っている。
それらはすべて私に所属し、尊厳を持っている。
私は繊細で、柔らかく、壊れやすい。
私の腕は私のあらゆる内なる子どもを包み込む。
そして、私の繊細さには力がある。
私の脆さの中に、揺るぎないプレゼンスがある。

私の傷の深さの中に、
私が "闇 "と呼んでいたものの中に
私は燃えるような光を見つけた。
それが今、戦いの中で私を導いている。

私は戦士になった。
自分に向き直り
耳を傾け始めた時に。

ジェフ・フォスター