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駄文作文

本を読んでいると、無性に文章が書きたくなった。

私は影響を受けやすく、野球を観ると野球選手になりたくなったり、ドラマを観ると女優になりたくなったりする。夢見る少女って感じだ。そんな良いものではないか。

「ランダム単語ガチャ」というサイトがあったので、そこで出た単語をお題に思った事を書いてみようと思う。
題して「駄文作文」。語呂が良い。

今回出た単語は

この3つ。渋い。
「インファイト」は意味がわからず排除。ボクシングの戦法らしい。
正直「おかし」が1番書きやすそうではあったが、自分を追い詰める事で何か書けることがあるかもしれないと思い、「ハエ」を選択。

読書感想文ぶりに、手書きで文字を起こしてみた。それをnoteに書き写す。

結構楽しかったので今後も続けるかも。誰も見てないだろうけど。

では駄文の始まりです。
いってらっしゃい。



昔から、誰かが何気なく発した言葉が強く頭にこびりつくことがある。

それは数年経ってからも、電車に乗っている時などにフラッと脳内を掠め、勝手に当時の状況を連想し始めたりする。


記憶に残っている言葉として、私が幼稚園に通っていた頃に母親が言った、「ハエって前世に何してた人が生まれ変わったんやろね〜」がある。

確かその時、母親の目の前で黒々しい大きなハエが騒がしい羽の音を立てて飛んでいたような気がする。

深く問い詰めなかったので発言の真相はわからないが、その裏側には「ゴミに集まる小さな虫は、前世でロクな事をしていないのだろう」という皮肉が隠されていたのかもしれない。

(少ない教養で何とか生きている)私個人の意見であるが、人間は最強にして最弱の生物だと思う。

その1番の原因が「言葉」である。
高校時代、これをテーマに扱った小難しい文章を何度も読んだ。

人間には他の動物には無い、「喋る」という能力を持っている。
繊細な気持ちを文字とイントネーションで表し、互いの考えを共有することができる。

一方近年のニュースを見るとわかる通り、言葉で人を殺すこともある。


世界の人間に「ハエと人間、どちらが強いか」というアンケートを取れば、恐らく人間と答える人が多いだろう。
生存している「人間」という環境下でハエより弱いと思う人は少し謙遜が過ぎているように思う。


しかし、ハエは言葉で人を殺さない。

羽の音も、人間が生み出す機械音やサイレンに比べれば何てことないただの囀りのようなものである。

私の思う動物の強さの基準は、人間に偏り過ぎているのかもしれない。
部屋の外にいる名もない虫を見ながらそんな事を考える、午後6時。


最後まで読んでいただきありがとうございました。




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