「僕」のロールについて
メタバースでジェンダー論について議論することほどナンセンスなことはないと思います。何たって、男子アバターが絶滅危惧種で、かと言ってメタバース利用者が女子ばっかってはずがないですから。
彼らは単に、女子アバターの方が楽しいからやってるだけで、ボイチャでは地声だったりもします。もちろんボイスチェンジャーを使ってバ美肉になりきってる人もいます。ありふれた光景です。
リアルと違う仮想世界、リアルでできなかったことを実現するのがメタバースの最大の楽しみと言えるでしょう。世間のお常識やキマリゴトに縛られる必要などない、多様性しかない場です。個性が輝いてこそです。
年齢性別の壁を超えることは、私はすでにリアルで実現済みなので、わざわざclusterまで来て美少女をやることは、何も新しい試みではありません。
ただ私は、典型的な「男の娘というロール」を演じてみたかっただけなのです。
あざとい小悪魔系陽キャなら、例のメガネっ子にも演らせることは可能でしょう。でもそれも何だか嘘くさい。演じることと嘘をつくことは別物です。
リアルではなくとも、アバターを操ってるのは「リアルの人」に他ならないです。そこに生まれる人間関係を粗末に扱うことはできません。
キャラを演じるにあたっては、設定が大事。
素直であること、ピュアであること
自分の内にある「重い病み」を一切出さないこと
フレンドリーであること、但し人との距離を詰め過ぎないようにすること
多少自己中心的であること、但し他人の人格もリスペクトすること
他人から嫌われることを恐れないこと、但し他人の嫌がることは慎むこと
「男の娘」に対する印象を損なわないこと
目的は交流。コミュ障にワンチャン与えてくれるのがメタバース。出会いもリアルとの直結もなにも求めない。
そして、私がなにより忘れてならないことが
「年齢なんて単なる数字、性別なんて単なる記号」
このスローガンがあるから、私は何にでもなれる。
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