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  • ジャパンラグビーリーグワンファン合同note

    • 341本

    2022年1月にいよいよ開幕したJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの有志ファンによる合同企画です!

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あなたの周りに、身近に、居ます。時代の流れとかでもなくて、ずっと居ました。

数年前にとある高校でLGBTQ+をテーマとした授業に行かせて頂いたことがあり、授業後のコメントペーパーを拝見しました。みてみると、LGBTQ+に対して「わからない、よくしらない、周りにもいないしちょっと嫌悪感」が4割、「なんとなく知ってるし友人がそうだとしても変わらず接したい、けど周りにいない」が4割、あと1.5割は友人や家族に当事者がいる、あとの5%は当事者でした。 これはあくまでn=1の経験であって全てがそうではないかもしれないけれど、私が高校生だった頃から10年経った

    • 2023年の振り返りと2024年こうしたい

       2024年も始まってしまったが、2023年12月は6年間務めた大正製薬の最終出社を終えた後に長々と体調を崩してしまったり、気持ち的に落ち着かない部分も多かったりもしたので、元旦に思い出深い国立競技場に訪れたことをきっかけに、やっと安穏な気持ちで2023年を振り返えることができた。元旦早々震災で心配な状況もあり、多くの人の無事を願いつつ。1月4日から始まる新たな職場での嵐のような仕事に巻きまれる前に、文章に整えておこうと思った次第。そもそも、久々にPCに向かい文字を打っている

      • 「自分が変わる事でその景色の美しさを伝えていく」という星野道夫『旅をする木』の話について

        今日は、いつになく当たり前が当たり前ではないことを、突きつけられた日だったから、自分がしばらくモヤモヤと思ってきていて、やっと言語化できた事を、せっかくだから書き残しておこうと思った。 10月のある日、の気づきの話。 夕凪の人との出会い その人が笑った瞬間、辺りは夏の夕凪と海の優しいさざめきに包まれたような気がした。 ここは、10月の長野、しかも屋外スキー場があるような山間部。普通に寒かったので、面食らって、しばらく凝視してしまった。 別に、なんて話をしていたわけでは

        • 孤独と湖

          一人、湖畔で夜明けを待った。 山と雲の隙間を縫って差し込む光が、真っ赤に湖面を染めていく様子を固唾を飲んで見守った。 心震える。生まれてから死ぬまで人は寂しい。あまりにひとりぽっちを感じさせるその景色は、生きる不安を駆り立てさせた。 一人でこんなにも美しい景色を見てしまったな。愛する人の顔が浮かんで、この景色を共有したいと思った。 何かをシェアしたいと思った時に感じるこの強い寂しさはいつか消えるのだろうか。 自然の中で、忘れられない風景を得た時に、こ

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        あなたの周りに、身近に、居ます。時代の流れとかでもなくて、ずっと居ました。

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        • ジャパンラグビーリーグワンファン合同note
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          孤独と海

          すこーんと1人ぽっちになりたくて、思い付きで辿り着いた逗子。 暗いうちから、街の中にある小さな山を少し走った。 夜明けの静けさは本当に世界で1人きりになってしまったような寂しさと自由な気持ちをくれるから、その美しさに魅了されて、うっかりそのまま戻って来られなくなりそうになる。 人々が目覚めて、街が文化的な物音を取り戻し始めると、私の魂は決まったように戻って来られる。普段遠ざけたいと思う騒がしさが、私を文化的な生活に連れ帰ってくれたんだ、とホッとするからまた日々の生活に向き合え

          孤独と海

          北海道大学のポプラ並木は

          興奮冷めやらぬ、 TOKYO2020フルマラソン激走後の札幌。 見慣れた景色で繰り広げられる激闘を不思議な気持ちでテレビ越しに見守っていたら、全ての道や建物をちゃんと覚えていた。 丁度近くで用事があったので、テレビを見た後ついでに少し北大のイチョウ並木を散歩したら、偶然北大病院の前を通りがかった。 病棟のにおいが鮮明に思い出されて胸が締め付けられる一方で、懐かしく物凄く愛しかった。 癌が見つかった頃には、末期で助からない命だった。母方の祖母の最期を看取るため、母と弟と3人で

          北海道大学のポプラ並木は

          鬼が来る日は、福が来る日

          「なんで僕が生まれた日は、鬼が来る日なの?僕の誕生日は鬼が来る日だから、みんなが嫌だって言ってくるんだ。だから僕も嫌になってきちゃった…」そんな話を、2月3日に誕生日を迎えるという息子さんの言葉を聞いて、産んだわたしも悲しくなってきてしまったという話を職場のお姉さんがしていた。 ただ、彼女はそれだけで終わらない、ポジティブかあちゃんだった。 「鬼は外、福は内!ってみんなで豆まきをするでしょ?最後は福を内に呼んでいるの。君のお誕生日は、福を、幸せを呼び込む日なんだよ。」と答

          鬼が来る日は、福が来る日

          何気ない生活の中の自然と彩

          毎日通る道で、自分好みの道ってあるなと思う。 たいそう立派な景色でなくていい。 いそいそ小走りで駆け抜けていたり、俯きがちで舗装されたコンクリートしか視界に入っていない日々が続いたとしても。 ふとした日に、季節の移ろいが感じられる道が好みだ。 一心不乱に駆けてる間に、季節も共に刻々と過ぎていたんだと気が付けることが、(牛歩牛歩で何も進んで居ない間にも、着実に季節は進んでいると気が付くことは無情だが、それもまた)一山越した合図で縁起が

          何気ない生活の中の自然と彩

          忘備録:挑戦することで、世界は変えられる。

          「挑戦することで、世界は変えられる。」 そんな元旦広告の一言から始まった2022年。どんな1年になるか、自分でも未知数でワクワクしてました。 そんな中、10/29(土)に リポビタンDチャレンジカップ2022 ラグビー日本代表 対 オールブラックス 戦 が、国立競技場で開催されました。 この一戦は選手にとってはもちろんのこと、ラグビーファン・関係者にとっても、特別な日で、みんなが待ち侘びた日だったと思います。 実際に、新国立競技場での動員数はパリ・サンジェルマンの時の動員

          忘備録:挑戦することで、世界は変えられる。

          福岡堅樹のトラーイ!!

          「福岡堅樹のトラーイ!!」 会場に轟く実況と共に、忘れもしない2019年9月28日土曜日の記憶が呼び起こされる。 日本が世界に再び衝撃を与えたアイルランド戦での勝利。 営業部はその日、土曜の夕方だというのに首都圏支店のみんなで仕事をしていた。 そんな中、営業部の姉御的リーダー、通称「姉さん」がアイルランド戦の中継を徐にスマートフォンで流し始めた。 数十秒とかからず携帯をみんなで取り囲み観戦し始める中、当時「早く終わらせて早く帰りたい」しか考えていなかった私はキーボードを

          福岡堅樹のトラーイ!!

          今、きみが、マイノリティであることを悩んでいるなら

          「きみのお得意先の○○さんって、こっち系なんでしょ?」 あぁ、何度目だろう。 左頬に裏っ返した右手を添えて、含みのある表情で意味のない質問を投げかけてくる同僚。 嫌な目つきだ。好奇心と野次馬心と人を軽視しネタにするような心が混じった目。 「よくわからないですけど」 心の震えが声を伝わって表に出ないよう、平静を装い短く答える。 私の得意先の一つにゲイの方がいる。その人のことを言っているのだろう。 「あいつは、こっち系だから。あいつが、何言ってても気にしなくて大丈夫」

          今、きみが、マイノリティであることを悩んでいるなら