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東京都はやっぱりお金持ち、かも・・図書館システムスゴいね

昨年末から港区の会社で働いている。

JRの駅を出て、オフィスまでの途中に図書館がある。

本好きとしては、とりあえず最寄りの図書館では図書館カードをつくらねばと思いつつ、4ヶ月経ってやっと作った。

自宅最寄り駅のさいたま市図書館と比べると、港区三田図書館はかなり小さい。
ビルのワンフロアを間借りしている所以か、あちこちに分室が多いせいなのか。
(と思ってたら、上にもフロアがあって全部で4フロアもあり、敷地も大幅に拡大したらしい)

だけど整然としていて、とても静かだ。
カウンターの司書の人もプロフェッショナル感がある。
名札をちゃんと見れなかったけれど、港区の職員さんなのか、はたまた派遣会社の方なのか。

さいたま市の図書館(に限らずおそらく役所の窓口業務はほとんど)はどこかの会社に図書館業務を委託していて、カウンターの窓口スタッフさんも委託会社がパートで雇っている女性ばかりになった。
よく行く図書館は常時カウンターだけでも4−5人のエプロンをしたスタッフさん達が忙しくされている。

かたや、港区図書館ではカウンターには女性が2人だけ。
それもかなりプロっぽい感じの女性。
大学講師といっても通用するような貫禄がある。

図書館カードを作るときにいくつか質問をして会話をしたけれど、澱みなくテキパキと回答される姿はやはりプロっぽい。

うむ、さいたま市の地方都市図書館とは違うな。

とかなんとか思いながら、念願の図書館カードを発行してもらった。
それから、Webで予約とかするか?と訊かれたので、できれば使いたいと答えると端末のところに案内されて、インターネット利用のためのパスワードの登録をする。

予約した本は、あの奥のガラス戸の向こうで受け取りますからね、
と言われたがこの時はなんだかよく分からなかった。
まぁ、実際に予約してみたらわかるだろう。

このあたりはさいたま市図書館でも同じ感じだが、港区図書館では、端末が用途別にかなりの台数があちこちに配置されているようで、かなりシステム化されている感じがした。

後日、自宅から港区図書館ホームページで蔵書を調べて、1冊予約してみた。

そして、今日会社からの帰宅時に予約した本を受け取りに行ってきた。

図書館カードを作った時に、「受け取りはガラス戸の奥」と指差された場所をあたりをうけて行ってみる。
すると入口に、ここにも端末が出迎えている。
予約図書自動受け取り機なる機械だ。

図書館カードのバーコードをかざせと書いてあったので、読み取らせると
「N1の棚にあるから持ってこい」
みたいなことがディスプレイに表示され、ジジジジとレシートみたいな紙が印字され、予約した本のタイトルや棚のナンバーが書いてある

さらに部屋の奥に進み、N1の棚を探す。
だいたい1つの棚には50−60冊くらいの予約された本が受け取り待機している。
背表紙から自分の予約した本を探してピックアップする。

先ほどの自動予約受け取り機の隣に貸し出し機があるので、もう一度図書館カードのバーコードを読ませて、貸し出し手続き完了。

さいたま市図書館でもセルフ貸し出し機というが導入された時には、
何冊か借りても、どさんとまとめて本を置いたら、蔵書に貼り付けてあるチップを読み取ってくれて、
「賢いなぁ」
と思ったけれど、
港区図書館では、貸出し業務も完全自動化されていて(もちろん、この受け取りコーナーに本を持っていくのはスタッフさんなんだろうが)、
なんと進んでいることか、とかなり驚いた。

これはもう、東京都港区と埼玉県さいたま市の税収入の違いが如実にあらわれているとしか思えない。
さすが、小池百合子の東京都。
無駄に都庁でプロジェクションマッピングするだけのことはある。
図書館システムの予算もかなり違うんだろうと実感した。

こういう省力化は人の少ない地方でこそ実現して欲しいところだが、
仕事を創出する上では、やっぱり地方は極力人が関与した方がいいのかな、
とか思いながら、東京都の底力を見せつけられた出来事でした。
(大げさ笑)

<了>

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