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008東京と地元の納骨の違い

こんにちは。
 
突然のように寒くなったり、少し暖かくなったりと体調管理が大変ですね。
皆さまもお気を付けてください。
 
さて、本日は11月の納骨の際に、お坊さんがお話されていた「東京と地元での納骨方法の違い」についての法話を思い出しながら、書いてみたいと思います。
 
曰く、
 〇東京は、江戸時代以前、入江が広がった地形であり、現在の皇居外苑のあたりまで海だったそうです。そのため、日本最大の都市である江戸を作り上げるため、各地方から多くの出稼ぎ労働者が来ていました。そして、故郷に戻る夢叶わずに多くの人が、病気や事故で亡くなったそうです。
 せめて骨だけでも故郷に帰って、御先祖様、両親と一緒に眠りたいという思いから、後で取り出せるように陶器の骨壺に入れられたそうです。その頃の名残で、現在の東京も白磁の骨壺を使い、納骨の際も骨壺のまま御墓に入れることが多いそうです。
 
 〇地元では、そういったことは特にないので、火葬後は八角の桐の骨壺に入れて、納骨時も石棺に直接骨を流し入れて、土に還すようにいたします。そして、骨は大地の一部となり、私達を支えてくださっているのです。
 
この話を聞き、3年前の叔母さんの納骨と、今回の母、祖母の納骨の違いについて、非常に納得いたしました。確かに、都内で行われた叔母さんの納骨の際には、白磁の壺のまま、御墓の下にそのまま入れました。
 
叔母さんも、いつか地元に帰り、祖母や母と楽しく語り会いたいのでしょうか。
それとも、既に御浄土で再開しているのでありましょうか。
 
 
合掌。南無阿弥陀仏。

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