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「孤独」と「つながる」は両方あったほうが人生豊かになる、かもね。

相変わらず、曜日も時間の感覚もない生活を送っていますが、朝活のおかげでなんとか体内時計を修正しています。
最近は、異なる著者の本を読んでいるのに、同じワードや引用が出てくることが増えてきて嬉しい反面、同じような本ばかり読んでいるのかと気付かされます。

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40、『死体格差 解剖台の上の「声なき声」より』 西尾元(著)

死体から死因を見つけ出し、亡くなった方が最後まで残したメッセージを見つけてあげたい、という西尾先生の思いにグッときた。国内の中で、解剖率の格差があるということは、本当は事件性であったはずの死が「不詳」で片付けられている現実。平然と生きている殺人者がいるのかと思うと恐ろしい。孤独死が増えている日本の世の中において、また、医療が発達していく中で、幸せな死とは何か考える。
泥酔して転んだ口元にたまたま、水溜まりがあってそこで溺死してしまう人もいる。それはもしかしたら幸せな死に方かもしれない。
病気になったからといって長期間入院して辛い治療を受けることで、延命に繋がるかもしれない。その人にとって何を大切にしていきたいのか、それぞれが望む死に方は異なると思う。

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41、『群れるな』 寺山修司(著)

「人は弱いから群れるのではない。群れるから弱くなるのだ。」という言葉を初めてみた時は衝撃だった。
明日にならないと何が起きるか分からないから、分からない未来について不安を抱いていても仕方がない。明日何が起きるか分からないから、明日まで生きる楽しみがある。もっと広い世界をみて、自分は明日のために何ができるのか考えようと思わされた。
寺山修司の著書がまとめられているので、ここから気になる本を購入してみてもいいかも。私は『家出のすすめ』を買った。

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42、『ガラスの動物園』 テネシー・ウィリアムズ(著)

戯曲って演奏のことかと思ってた。スクリーン手法という表現法を用いていて、舞台の証明や音楽、表情や細かい動きまで文章にしているから想像しやすかった。私的には小説よりも戯曲の方が読み取りやすい。
短編集なんだけど、ブロードウェイでも盛況のあった作品で、昔から語り継がれている。うまく感想を表現するのが難しい、読み終わった時には心が揺さぶられる感じ。

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43、『アルケミスト』 パウロ・コエーリョ(著)

やっと読めた。というのも、どこかの本の中で「ある青年が唯一、生涯で読んだ本の1冊」と書かれてたので。パウロコエーリョは世界的に有名みたい。
少年が自分の心の声、前兆を信じて旅をする。自分の目標に向かって、強く進んでいけば、時には環境が救ってくれる。愛するファティマ(砂漠の女)の所へ留まることもできた少年だが、ファティマは旅へ出るように言った。ファティマは少年が夢に向かって旅を続けることで、自分自身も後悔をしない道を選んだ。ここで「残って欲しい」と言ってしまったら、きっと少年はダメ男になっていたのかな。
少し古い考え方になってしまうけど、女性として愛する男性を信じて、生きたいように突き進んでもらう姿勢を見せることは、素晴らしいことだなと思った。

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44、『才能の正体』 坪田信貴(著)

才能は努力次第で開花できる。もともとの能力が高くても、ちゃんと自分で考えて自分の意見を持っていなければ、才能にはならない。才能とは、生まれ持った能力だけでなく、訓練によって得られた能力であることを説明している。才能がある人には洞察力があり、相手の求めていることを2歩先まで考えて行動できる。相手を見る感性を磨いていくためにも、理想とする人やできる人の行動を完コピすることも勧めていた。自分が何を言ったかではなく、相手にどう伝わったか、という点に重きを置いてコミュニケーションをとっていきたい。

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45、『「いい人」をやめる脳の習慣』 茂木健一郎(著)

相手にどう思われているかを気にする人、承認欲求が強い人、自己愛が強い人は「いい人」になりやすい。いい人というのは、ただ周りに合わせているだけで、言い方を変えれば使いやすい人。自分の中で、やりたくないこと・やらないことは決めておくと、線引きができて生きやすくなるかも。
世界中の人に自分のことを好んでもらえるなんて到底無理で。それなら自分のやりたいことや好きなことを周囲に伝え続けて、それでも私のことを好んでくれる人を大切にしていったほうが良い。わざわざ敵にヘコヘコして気に入られようとしなくていい。
オタク力を極めよう、というのは納得した。オタクの人って一般的な常識から外れていることでも、自分の好きなものをとことん突き詰めていて、周りになんと言われようと気にしない人が多い印象。それだけ信念を強く持って熱中できるものがあるって素敵だと思う。
「孤独タイム」と「つながりタイム」を大事にする。人間は独りだけでは生きていけない。でも、他人に依存してもいけない。「人間は、孤独な自分だけの時間に、人とのコミュニケーションで得た自分の感覚や情報を整理することができる。」
独りで考えていても思考は固まってしまう。人との対話をもっと増やしていこう。

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46、『星の王子さま』 サン=テグジュペリ (著), 池澤 夏樹 (翻訳) 

妹が大好きで何回も読んでいる本で、自宅に何冊もあるので読んでみた。(私って人に影響されやすいな。ミーハーにはなりたくないが。)
やはりこういった小説は情景が想像しづらくて読みにくい。映画もあったので観てみたら、やっと理解できた。
なんか今の日本社会を現しているようで、びっくりした。名誉や権力、お金、数字に生かされている大人たち。子どものように純粋に疑問に思ったことを突き詰め、目に見えない大切なものを探したほうが人生は楽しいんじゃないか。本当に大切なものは心で繋がっている。

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私は冬になると寒くてすぐ眠くなってしまい、活動意欲も低下。笑
そのせいで、一人で引きこもる時間が増えてきました。茂木さんも本で言っているように、孤独な時間は自分と向き合う時間になるので、決して暇だと思ったことはありません。一人でいることにも抵抗なく、慣れています。
しかし、会話をしてないとコミュニケーション能力が低下するし、自分の感性も落ちていくと感じたので、もう少し外へ出て、人と話す機会を作っていきたいです。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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