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ライター西尾はnoteをどのように有効活用するか。改めて戦略を練り直す。

今思うと、去年の今頃は狂っていました。

毎日3000~4000字。

質を下げずに、過去の面白エピソードに頼らずに書き切る。1記事平均2000PVとか訳わからない闘いを挑んで、1600くらいまでは上げられた。

正直ね、今やろうと思えばできると思います。ただこれやっちゃうとまた、緊張の糸がピーーーーンと張り詰めて、体と心が休みを求めてしまう。

そう考えると、半年って結構いい区切りだったんですよ。止めるに止められないところまで引っ張ってしまって、もう年明けっていう分かりやすいタイミングに頼るしかなかった。

ただ。

今考えてみると、noteを毎日書くっていうのは精神的・肉体的に消耗するからっていうだけではない理由で見直さなければならなかったんですよ。

今にして思うと。

私がnoteを始めたのは、相撲以外のところで発信することによって新たな自分の出し方を見つけて、そこから新たなチャンスを得るためということでした。

コンテストにもバンバン応募して、3つくらい通って、文春オンラインで野球記事書いたり、日経かなんかで紹介されたり、サッカーの日本ウルグアイ戦を記者席から見せてもらったり。

確かに新たな自分が新たなところで評価されました。大きな自信になりました。だから、コンテストでダメでも今はまるで気にしません。

だって、これだけコンテストに通っているうえに、2冊目の本も出した。相撲でも他のジャンルでもイケるんですよ。そのうえで通らなかったということは、単に通った人の記事が良かったか、選考者の生理に合う記事が他にあった。

ただそれだけなんです。
自信を作るための成功体験を求めての闘いはもう終わっています。

今は、今後の機会を創るためにnoteをどう有効活用するかということなんです。

そのための一つの方法が毎日書きまくって「なんか相撲ライターの西尾って奴が相撲以外もヤバい記事書いてるらしい」って皆さんに喧伝してもらうことだったんですけど、無理なことを再開してもまた無理になるだけなんですよ。

元々はnoteそのものに対する限界だったりとか、怖さが先に立って発信を見なおしていたのですが、改めて考えるとnoteにしか出来ない長所があることに気づきました。

noteだと、一夜で注目をガッツリ集められるんです。

これ、実はコンテストに通るとか、名誉ある何かを得るとか、そっちに考えがちなんですけど、ちょっと違っていて。勿論コンテストがその結果を招くこともありはします。

ただ、私が目指すのは案外、noteに於ける私の読者の方に楽しんでもらうための普段着の記事を書くこともそうなのですが、活用術として考えたのが「バズり狙い」ということです。

世の中で注目されているトピックを選んだり、ちょっと際どいところを攻めたり。リスクはありますけど、当初の目的を考えたら小さいコミュニティで楽しんでもらったりとか、西尾に興味持ってくれた人がnoteも読んでくれたら、くらいではちょっと弱いのは間違いなくて。

だから、機を見てホームラン打ちに行くことは必要なんですよ。あくまでも私の使い方を考えたら、ですよ。

当初はコンテストでそれが出来るかと思ったんですが、意外とそれは将来には結びつかなくて、単発で終わりがちなんですよね。続くように色々とトライしたんですけど、上手くいかなかった印象です。

「今日の注目記事」辺りも然りで、短期的にちょっとnote村の中でプッシュはしてもらえる。でもnote村の中だけなので、凄そうに見えて実は後には続きにくい。まぁこれも、多くの人の目に触れる機会を得たに過ぎなくて、そのチャンスをどう活かすかが大事ということでした。

noteっていうのはTwitterや他のSNSと組み合わせることによって一本の記事で自分の存在を対外的に広くアピールできる。そして、note村の中で地道にコミュニティの方達に楽しんでいただくという二つのやり方がある。

これに加えて私の場合は音声配信としてVoicyをチャンネルとして持っている。これは非常に大きいことです。

正直なところVoicyって言われても一般的には殆ど知られていなくて、でも知っている人からするとおおってなりやすい。

結構有名な人とかその道で名の知れた方とも繋がれるので、コラボなんかやっていると人の繋がりが出来るだけではなくて、ブランディングにもなる。

ただ、Voicyっていうのはnoteの記事なんかとは違って、一発で特大のホームランが打てるようなシロモノではない。

セルフプロデュースという意味では独自性は出せるし、何より手軽に発信できるからとても有効なんですけど、かなり長い目で見て続けていかないといけないので短期的な伸び悩みでくじけそうになりやすいのも間違いない。

あとはnoteとVoicyは全くお客様が異なっていて、noteの人にVoicyの宣伝をしてもあまり届かないんですよね。

Voicyで超笑える話をしていて、noteでオチの直前まで語っても全然流入してこないのでさすがにそこは諦めました。

文章を読むのが好きな方に音声配信を勧めて興味を持ってくださるのは相当柔軟な方なのかもしれません。そこは嗜好の問題ですからね。

逆にVoicy側の方もまた、noteを別荘にはしてくれない印象です。どちらも異なる方達が居て、それぞれの生理に合った発信をしていくことが大事になります。

この辺の話はnoteとVoicyを両方とも1年以上続けてみたからこそ言えることで、1年前にこの辺りのことを前もって知っていたらもう少し近道できたと思うんですけど、手探りでないと分からないことですからね。

ちなみに同じ音声配信でもStand FMになってくると、基本的にはnoteがスタートだとStand FMはnoteのお客様に別形態でお楽しみいただくためのものになるので、新規ファンの方の獲得というのは繋がりにくい印象があります。(やりようによってはStand FM村の方を引き込むことが出来るのかな)

ということで、今後noteをどう伸ばすか、音声配信をどう活用するか?といった部分でお考えの方は参考になれば嬉しいです。

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