『THE CULTURE CODE ―カルチャーコード― 最強チームをつくる方法』を読んだ．ネイビーシールズ，プロバスケチーム，レストラン，ピクサー，窃盗団など一流チームを調査し共通点をまとめた本．

一流チームの共通点は，「チームの成功が，自分の成功」と心から思えるような文化をつくっていることである．このような文化はちょっとした態度の積み重ねで生まれる．このちょっとした態度というシグナルが，チームの空気を変えるという事例がたくさん紹介してありとても参考になった．

以下にシグナルの例を示す．

・「大切である」というシグナル（関心を示す，感謝，初日の歓迎会を重視する）
・「頼りにしている」というシグナル（欠点や弱点をみせる，成功したときこそ弱点をみせるチャンス，「実はあのとき…」）
・「チームが主役」というシグナル（リーダーが進んで掃除や雑用をやる）

本書の事例は，ネイビーシールズ，プロバスケチーム，レストラン，ピクサー，窃盗団などなど多種多様かつユニークな人たちが登場するため，物語としても楽しめた．チーム文化に関心のある人には楽しめる1冊だと思う．

おわりに

昔働いていた会社の守衛さんがとても感じの良い人で，朝晩，通るときに気持ちの良いあいさつをしてくれる人だった．このちょっとしたシグナルは会社全体に波及していたのかもしれない．少なくとも私の記憶には残っている．

以上です．最後まで読んでくれてありがとう．参考になれば幸いです．